[中央モデルと同期]使用時の遅延について

複数のユーザがプロジェクトの中央ファイルに同時にアクセス試行すると、互いの操作が遅延を引き起こす可能性があります。

[中央モデルと同期]操作は、3 つの主な手順(「変更を問い合わせ」、「ローカル ファイルを更新」、および「中央モデルと同期」プロセス)で構成されます。[最新版の再ロード]は、2 つの手順(「変更を問い合わせ」および「ローカル ファイルを更新」)で構成されています。

複数のユーザが同時に[中央ファイルと同期]操作を開始すると、Revit ソフトウェアは各ユーザに可能な限り[中央モデルと同期]手順を交互に処理します。ただし、完了する順序が先着順になるなどの保証はありません。たとえば、[中央モデルと同期]操作を開始した最初のユーザが最後に終了する場合があります。さらに、あるユーザの[中央モデルと同期]操作が完了した後で、その他の同時[中央ファイルと同期]操作を再開する必要があります。Revit ソフトウェアはこの処理を自動的に管理します。

これらの遅延はワークフローを混乱させる可能性があります。その他のユーザのアクティビティが中央ファイルへのアクセスに干渉すると、Worksharing Monitor は通知を発行します(中央ファイル アクセス中に遅延が予想されます)。[中央ファイル アクセス]ペインには中央ファイルにアクセスしているユーザに関する情報が表示されます。このような場合は、操作をキャンセルして後で実行することもできます。

次の表には[中央モデルと同期]操作を同僚のサムと同時に開始した場合にどれだけ遅延するかを示します。サムによって自分が受ける影響がわかります。サムも同じように影響を受けます。多くのユーザが関与している場合は、すべての[中央モデルと同期]操作を完了するためにはより多くの時間と待機が必要になります。

注: Revit ソフトウェアは複数のユーザの[中央モデルと同期]操作を自動的に管理します。一般的に、[中央モデルと同期]操作がすぐに完了しなくても、手動で再開始する必要はありません。
サムの[中央モデルと同期]が次の状態の場合... 同期先の[中央モデルと同期]は次のプロセスを開始します... 結果
変更を問い合わせ 変更を問い合わせ OK
ローカル ファイルを更新 OK
中央ファイルの変更と同期 OK
ローカル ファイルを更新 変更を問い合わせ OK
ローカル ファイルを更新 OK
保存 OK
保存 変更を問い合わせ OK
ローカル ファイルを更新 OK
中央モデルと同期 ブロック