既定のワークセット

ワークシェアリングを有効にすると、Revit は既定のワークセットを作成して、これらのワークセットに、プロジェクトの要素および設定を割り当てます。

既定のワークセットは次のとおりです。

• ユーザ作成: Revit では、2 つの既定のユーザ作成のワークセットが作成されます。
  • 共有レベルと通芯: すべての既存のレベル、通芯、および参照面が含まれます。このワークセットは、名前を変更できます。
  • ワークセット 1: プロジェクト内のすべての既存のモデル要素が含まれます。ワークセットを作成するときに、[ワークセット 1]からの要素を、目的のワークセットに再度割り当てることができます。このワークセットは名前変更できますが、削除することはできません。
• ファミリ: プロジェクト内にロードされる各ファミリは、別々のプロジェクトに割り当てられます。ファミリ ワークセットは、名前変更も削除もできません。
• ビュー: すべてのプロジェクト ビュー ワークセットが含まれます。たとえば、レベル 1 の平面図ビューは、「ビュー: 平面図レベル 1」というワークセットに割り当てられます。ビュー ワークセットには、ビューのプロパティと、注釈や寸法、文字注記などのビュー固有の要素が含まれています。ビュー固有の要素をビューに追加したときには、自動的に適切なビュー ワークセットに追加されます。

  アクティブなワークセットのビュー ワークセットを作成することはできませんが、ビュー固有の要素(平面図ビュー内の断面など)を変更する目的で、このワークセットの編集可能ステータスを変更することは可能です。断面図ビュー用の関連ワークセットがユーザ編集可能でない場合、このワークセットを編集可能にする目的で、編集可能ステータスを変更することができます。

  ビュー固有の要素をビュー ワークセットから別のワークセットに再度割り当てることはできません。ビュー ワークセットは、名前変更も削除もできません。

• プロジェクト標準:プロジェクト用に設定されたプロジェクト全体の設定がすべて含まれています(例: 線種および塗り潰しパターン)。プロジェクト標準ワークセットは、名前変更も削除もできません。

  プロジェクト標準ワークセットの詳細なリストを表示するには、次の手順に従います。

  1. ワークシェアされているファイルで、[コラボレート]タブ [コラボレーションを管理]パネル (ワークセット)をクリックします。
  2. [ワークセット]ダイアログの[表示]フィールドで、[プロジェクト標準]のみを選択します。
     

     すべてのプロジェクト標準ワークセットは、[名前]列に表示されます。