ワークフロー: ワークシェアリング プロジェクトを設定する

次の手順では、ワークシェアリング プロジェクトを設定する一般的なワークフローを説明します。

  1. ワークシェアするプロジェクトを選択します。

    ワークシェアするプロジェクトとは、複数のチーム メンバーが同時に作業する必要があるプロジェクトのことです。

    たとえば、次のようにプロジェクトの機能領域に応じて、それぞれ異なったチームメンバーが割り当てられる場合があります。

    • 設計者と構造エンジニアの場合: 内部、外部、外構
    • 設備設計者の場合: HVAC、電気、給排水衛生設備
  2. ワークシェアリングを有効にします。

    ワークシェアリングを有効にすると、Revit によって、このプロジェクトの中央モデルが作成されます。中央モデルは、プロジェクト データベースに似ています。中央ファイルには、プロジェクトの変更内容すべて、および現在のワークセットと要素所有に関する情報すべてが保存されています。中央モデルの作成後には、すべての作業を中央モデルのローカル コピーで行うことをお勧めします。すべてのユーザが中央モデルのコピーをローカル ネットワークまたはハード ディスクに保存する必要があります。すべての変更を中央モデルに発行でき、すべてのユーザはいつでも中央モデルから、他のユーザの変更をロードできます。

    ワークシェアリングを有効にする」を参照してください。

  3. ワークセットを任意で設定することもできます。

    ワークセットとは、ワークシェアされているプロジェクトの要素の集合です。ワークセットは、機能領域に応じて整理されている場合もあれば、別の方法で整理されている場合もあります。

    ワークシェアリングを有効にすると、既定のワークセットが複数作成されます(2 つの既定のユーザ作成ワークセット、ならびにプロジェクトやプロジェクト標準、プロジェクト ビューでロードされたファミリ用のワークセット)。詳細は、「既定のワークセット」と「ワークセットを設定および管理する」を参照してください。

  4. ワークシェアリングを開始します。

    各チーム メンバーは、使用するローカル ネットワークまたはハード ドライブに、中央モデルのコピーを作成後、ワークシェアリングの使用を開始します。

    詳細は、「チーム プロジェクトでの作業」を参照してください。