Revit Sever では、バージョンごとに異なるファイル形式が使用されています。サーバベースの中央モデルを Revit Server の新バージョンで中央モデルとして使用する場合、そのモデルをアップグレードする必要があります。
ビデオを視聴して下記の手順を確認するには、「Revit Server のモデル アップグレード ワークフロー」を参照してください。
Revit からアップグレードする
Revit の前バージョンで、Revit Server の中央モデルを開き、アタッチを解除します。モデルをローカル ファイル システムに保存します。Revit の最新バージョンでモデルを開き、アップグレードします。モデルを Revit Server の最新バージョンに保存します。
- Revit の前バージョンを起動します。
- [ファイル]
[開く]をクリックします。
- ナビゲーション ペインで、[Revit Server]をクリックします。
- Revit Server モデル フォルダを開いて、アップグレードするモデルを参照します。
- [モデル]を選択し、[中央モデルからアタッチ解除]をオンにします。[開く]をクリックします。
- [モデルを中央モデルからアタッチ解除]ダイアログで、[ワークセットのアタッチを解除して保持]をクリックします。
- 開いているモデルをローカル ドライブに保存します。
- モデルを閉じます。
- Revit の新しいバージョンを起動します。
- ローカル ドライブに保存したモデルを参照して開きます。
これにより、前バージョンのモデルが最新バージョンにアップグレードされます。
- 警告を確認して[閉じる]をクリックします。
- 開いているモデルから、[ファイル][名前を付けて保存]をクリックします。
- ナビゲーション ペインで、[Revit Server]をクリックします。
- 新しいファイル名を入力し、[保存]をクリックします。
これで Revit Server の前バージョンのモデルを Revit Server の最新バージョンに再保存することができました。ファイル形式が最新バージョンにアップグレードされました。
Revit Server からアップグレード
アップグレードするモデルを、Revit Server の前バージョンのプロジェクト ルートから、Revit Server の新バージョンのプロジェクト ルートにコピーします。モデルを Revit の新バージョンで開きます。[中央モデルと同期]コマンドを使用してファイル形式を最新バージョンにアップグレードし、それを Revit Server の最新バージョンに再保存します。
- Windows のエクスプローラで、Revit Server の前バージョンで使用していたプロジェクト ルート フォルダ(C:¥ProgramData¥Autodesk¥Revit Server <バージョン番号>¥Projects)を開きます。
- 2 つ目のウィンドウを開き、Revit Server の最新バージョンで使用するプロジェクト ルート フォルダ(C:¥ProgramData¥Autodesk¥Revit Server <バージョン番号>¥Projects)を開きます。
- 前バージョンのフォルダで、アップグレードするモデルを右クリックし、[コピー]をクリックします。
- 最新バージョンのフォルダで、右クリックして[貼り付け]をクリックします。
この時点で、最新バージョンへのモデルのアップグレードは完了していません。モデルはまだ前バージョンのままです。
- 最新バージョンのフォルダでモデルを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
- NETWORK SERVER と CREATOR OWNER にフル コントールのアクセス許可が与えられていることを確認します。各グループ名またはユーザ名を選択し、[編集]をクリックしてアクセス許可を表示します。完了したら[OK]をクリックします。
- Revit の新しいバージョンを起動します。
- ナビゲーション ペインで、[Revit Server]をクリックします。
- コピーしたモデルを参照して開きます。
なお、[ローカルの新規作成]は無効になっています。モデルがアップグレードされるまでは、ローカルの新規作成を実行することはできません。
- 警告を確認して[閉じる]をクリックします。
- 開いているモデルから、[コラボレート][中央モデルと同期][同期と設定変更]をクリックします。
この操作により、モデルのバージョンが最新バージョンにアップグレードされます。
- [中央モデルと同期]ダイアログで、(必要な場合)コメントを入力し、[OK]をクリックします。
モデルを閉じてふたたび開くと、[開く]ダイアログで[ローカルの新規作成]が有効になっていることがわかります。