ワークシェアリング用語

Revit でのワークシェアリングに特有の重要な用語について説明します。

用語 定義
ワークシェアリング 複数のチーム メンバーが同時に同じプロジェクト モデルで設計作業ができるようにするための方法。
中央モデル ワークシェアされているプロジェクト用のマスター プロジェクト モデル。中央モデルは、プロジェクト内のすべての要素に関する現在の所有権情報を保存し、ファイルに発行されるすべての変更に関する配信 ポイントとして機能します。すべてのユーザは、各自ローカルに中央モデルをコピーして保存し、ローカルで作業した後に中央モデルと同期させて、自分の行った作業を他のユーザが確認できるようにします。
ローカル モデル モデルで作業しているチーム メンバーのコンピュータ システムにあるプロジェクト モデルのコピー。ワークシェアリングが使用されてプロジェクトの作業をチーム メンバーに分配されると、各メンバーはローカル モデルを使用して個々のワークセット(機能エリア)で作業します。チーム メンバーは、中央モデルに対する変更を定期的に保存し、他のメンバーがそれらの変更を表示してローカル モデルを最新のプロジェクト情報で更新できるようにします。
ワークセット プロジェクト内の要素の集合。

建築の場合、通常、ワークセットで内壁、外壁、外構、駐車場などの個別の機能領域を設定します。

設備システムの場合、HVAC、電気、給排水衛生設備、配管などの機能エリアを描画することができます。

ワークシェアリングを有効にすると、1 つのプロジェクトを複数のワークセットに分割でき、各ワークセットに対して別々のチーム メンバーが責任を持ちます。

アクティブなワークセット 要素を新規追加する先のワークセット。アクティブなワークセット名は、[コラボレート]タブ [コラボレーションを管理]パネルまたはステータス バーに表示されます。
要素の借用 所有していない要素を編集することができます。誰もその要素を所有していない場合は、借用の権限が自動的に承認されます。現在別のチーム メンバーが要素を編集しており、そのチーム メンバーがオーナーである場合は、要素を借用できるように、要求するか、または放棄されるまで待機する必要があります。
ワークシェアされているファイル ワークセットが有効になっている Revit プロジェクト。
ワークシェアされていないファイル ワークセットが有効になっていない Revit プロジェクト。
コラボレーション 同じプロジェクトに従事する複数のチーム メンバー。こうしたチーム メンバーは、さまざまな専門分野から集まり、さまざまな場所で作業する可能性があります。コラボレーションの方法には、ワークシェアリング、およびリンク モデルの使用を取り入れることができます。
サーバベースのワークシェアリング Revit Server 上に中央モデルが保存されているワークシェアリングの方法。Revit Server は直接または Revit Server Accelerator を介して WAN でチームメンバーと通信します。
ファイルベースのワークシェアリング ネットワーク上のある場所のファイルに中央モデルを保存するワークシェアリングの方法。
クラウド ワークシェアリング 中央モデルをクラウドに保存するワークシェアリングの方法。チーム メンバーは Revit Cloud Worksharing を使用して、モデルを同時に変更します。
Revit Server サーバベースのワークシェアリングで中央モデルをホストする任意のサーバ。Revit Server は、Revit Server のネットワークや Accelerator でチーム メンバーと中央モデル間の通信をコントロールするアプリケーションの名前でもあります。
アクセラレータ 複数の Revit Server からデータを集計できるローカル サーバ。チーム メンバーは Revit Server に直接接続できますが、Accelerator から接続するとパフォーマンスが最適化されます。