ワークフロー: 共有座標を使用する

モデルとファイルの間で共有座標を設定するための典型的なワークフローについて説明します。

ビデオ: 共有配置

具体的なワークフローは、プロジェクトのニーズやチームの基準によって異なります。

ワークフロー: 共有座標を使用する
  1. ホスト モデルとして使用する Revit プロジェクトを作成します。

    ホスト モデルは、他のファイルやモデルがリンクされているモデルのことです。

  1. ホスト モデルで、以下の操作を行います(詳細はこちら)。
    1. DWG ファイルをリンクし、中心位置を合わせます。
    2. (省略可) Revit ジオメトリを基準にして、DWG ジオメトリを目的の位置に移動します。
    3. DWG ファイルの座標を取得します。

    DWG ファイルには外構の設計が含まれており、測量座標系を使用するグリッド座標が定義されています。座標を取得することで、DWG ファイルからグリッド座標が抽出され、ホスト モデルでの測量点の位置が定義されます。

  1. ホスト モデルで、必要に応じて設計をモデリングします。
  1. (省略可) さらに別の Revit モデルをホスト モデルにリンクします。

    たとえば、同じプロジェクトの一部となっている他の建物のモデルをリンクすることができます。

    1. 必要に応じて、ホスト モデルを基準として、リンクされたモデルを配置します。
    2. ホスト モデルで、リンクされたモデルに座標を公開します。

      ホスト モデルを保存すると、リンクされたモデルがこれらの座標に更新されます。

      注: リンクのプロジェクト基準点と測量点がグレーで表示されます。これらの点を使用すると、リンク モデルの座標位置を容易に位置合わせできます。
  1. (省略可) モデルの DWG ファイルを土木エンジニアに提供して、彼らが作業を続ける際に参照として使用できるようにする場合は、Revit モデルを DWG に書き出します。[書き出し設定]ダイアログ ボックスの[単位と座標]タブの[座標系の基準]で、[共有]を選択します。

    この設定により、土木エンジニアがモデルの DWG ファイルを開くときに共有座標が使用され、Revit モデルと外構ファイルが正しく揃うようになります。

  1. (省略可) リンクされたモデルの設計者に対して、彼らが作業を続ける際に外溝とホスト モデルの状況を提供する場合、設計者は、DWG ファイルホスト モデルをモデルにリンクすることができます。[リンク]ダイアログ ボックスの[配置]で、[自動 - 共有座標を指定]を選択します。

    この設定により、設計者がモデルの DWG ファイルを開くときに共有座標が使用され、Revit モデルと外構ファイルが正しく揃うようになります。

ヒント: [表示/グラフィックス]の設定を使用して、リンクをハーフトーンで表示します。

ホスト モデルを開くと常に、DWG ファイルとリンクされたモデルから最新の変更が反映されます。共有座標によって、モデルどうしが互いを基準として適切に配置されるようになります。