Revit Server の動作の仕組み

Revit Server ネットワーク アーキテクチャは、ワイド エリア ネットワーク(WAN)上で複数の中央モデルのワークシェアリングをサポートするように設計されています。

一般的にこのネットワークは、(中央モデルを格納する)ホストまたは(ホストに高速接続する)Accelerator を実行する Revit Server インスタンスで構成されます。これらの両方の役割は同じ Revit Server インスタンスで有効にできます(Revit Server Adminstrator ツールを実行できる ADMIN の役割も有効にできます)。使用可能な Revit Server ホストのリストは、各 Accelerator と Revit アプリケーション ワークステーション、および ADMIN の役割が有効にされている Revit Server 上にある RSN.ini ファイルに格納されています。

サーバ ベースのワークシェアされているプロジェクトを開いた時点で、チーム メンバーの作業対象は中央モデルのローカル コピーになっています。このローカル コピー(別名: ローカル モデル)は、チーム メンバーのコンピュータに保存されます。中央モデルは Revit Server ホストに保存されています。

チーム メンバーが作業するとき、(RSACCELERATOR2023 Release 環境変数により)そのチーム メンバーに割り当てられている Revit Server Accelerator は、WAN 経由でデータを転送するために利用可能なネットワーク容量を使用して、中央モデルが格納されている Revit Server ホストの更新された情報をサイレントに要求します。モデルの更新バージョンは Accelerator に保存されるため、チーム メンバーは、要求時に即座に更新バージョンを使用できます。