製図パターンとモデル パターンについて

マテリアルと要素の塗り潰しパターンを定義する場合は、製図パターンまたはモデル パターンを使用することができます。

製図パターン

製図パターンは、マテリアルを記号により表現するものです。たとえば、砂は点の集まりのパターンで表示されます。製図パターンの密度は、図面シートで一定です。

製図パターンは、通常は要素の切断面を表現するために使用されます。

モデル パターン

モデル パターンは、レンガ敷きやセラミック タイルの壁など、実際の要素の表現を表現するものであり、モデルに関して固定されています。そのため、モデルに合わせてサイズが変わるので、ビューのスケールが変わると、それに合わせてこのパターンのサイズも変わります。

モデル パターン線分は、レンガ、タイル、寄木張りの線分など、建物オブジェクトの実際の線分を表しています。また、モデルの測定可能単位で示されます。Revit の他の要素と同様に、モデル パターンの線分は編集可能です。共有パラメータについて、次の処理を実行できます。

ファミリにモデル パターンを適用し、ファミリ エディタでのみ修正することができます。ファミリのインスタンスをビューに配置した場合、パターンの修正はできません。

モデル パターンと製図パターンの違い

次の図では、ビュー スケールを変更する際の、モデル パターンと製図パターンの違いを示しています。 モデル パターンはモデルに対してサイズが固定され、製図パターンはシートに応じてサイズが固定されます。

製図パターンのスケール= 1:4

モデル パターンのスケール= 1:4

製図パターンのスケール= 1:2

モデル パターンのスケール= 1:2

注: ビューをズームすると、製図パターンとモデル パターンの両方が拡大、縮小します。縮小表示すると、パターンの密度が上がります。ある一点に達すると、パターンは塗り潰しとして表示されます。 これは、「パターンのオーバースケーリング」と呼ばれます。「ビューをズームする」を参照してください。