Revit マクロ IDE に SDK サンプルを移行する

マクロ用の SDK サンプル コードを使用するには、修正が必要です。

Revit SDK には、次の 2 つのサンプル フォルダが入っています。

¥Revit SDK <リリース名>¥Software Development Kit¥Samples¥...

¥Revit SDK <リリース番号>¥Software Development Kit¥Macro Samples¥...

SDK の ¥Samples¥ フォルダにあるプログラムは、標準的な Revit API を使用します。これらのサンプルは SDK サンプル コードと呼び、Revit マクロ サンプルとは区別します。

このセクションにある手順に従います。プログラミング言語用に、C# のサンプルを示します。ただし、これらの命令は、SDK サンプルの VB.NET バージョンにも適用されます。

初期手順

標準的な API サンプルを SDK から Revit マクロ IDE プロジェクトにマイグレーションする初期手順は、「Revit IDE にマクロを統合する」セクションに類似しています。代わりに SDK の ¥Macro Samples¥<sample-name>¥... のフォルダにあるファイルをコピーする以外は、SDK の ¥Samples¥<sample-name>¥... のフォルダからファイルをコピーします。

見直すには、次の手順を実行します。

  1. IDE で、必要な参照を追加します。
  2. IDE で、マイグレーションする SDK サンプル用のフォルダを作成します。
  3. Windows エクスプローラで、SDK 標準 API サンプルのファイルを、対応するファイル システム フォルダにコピーします。
  4. IDE で、既存のファイルを、マクロ プロジェクトに追加します。

SDK サンプルのコードを更新する

Revit マクロ IDE では、IExternalCommand インタフェースは使用できません。SDK 標準 API サンプル コードで次の操作を実行して、このインタフェースを継承するクラスを更新する必要があります。

編集前のコードの例

次のコード断片は、標準的な Revit API を使用するプログラムからのものです。

編集後のコードの例

Revit マクロ IDE では、次のようにコードを更新する必要があります。この例では、アプリケーションレベル マクロを示します。RunSampleRooms() メソッドは、このマクロ サンプル用のエントリです。this ポインタを使用して、commandData.Application を置き換えたことに注目してください。

SDK 標準 API サンプルについての追加のマイグレーション注記