参照のビデオ キャプション: 選択した 1 つまたは複数のノードからスマート参照を変換および作成します。すべてのスマート参照と参照元ファイルは、[シーン] > [参照エディタ]で追跡できます。ファイルを保存すると、新しく作成されたスマート参照の保存場所の指定を求められます。指定したフォルダからスマート参照にアクセスします。VRED 内で単一のスマート参照を使用している場合、ファイルを保存すると、メイン アセンブリの参照エディタが、ファイルが旧版であると認識します。必要に応じて、ファイルを再度読み込むことができます。また、ここで示す Inventor ファイルのように、参照元ファイルへの変更が認識されたら、VRED ファイル内の参照元ファイルを更新または再読み込みできます。最新の参照エディタを使用すると、チームワークが向上し、コラボレーション ワークフローを大幅に簡素化できます。
VRED の参照には、ソース参照、スマート参照、スマート-ソース参照の 3 種類があります。これらは、階層的なサブ参照と、VRED 内からディスク上の外部ファイルに直接リンクする機能をサポートしています。
2020.2 では、他のノードと区別するため、独自のアイコンと名前を使用しています。また、更新の監視が追加されました。
VRED でスマート参照とスマート-ソース参照を使用する場合はいくつかの制限があります。詳細については、「スマート参照とスマート-ソース参照の制限」を参照してください。
ソース参照
ソース参照は、VRED に取り込むことができる任意のファイル形式です(VBP ファイルと OSB ファイルは除く)。参照ファイルのコンテンツがプロジェクトに既に保存されているため、プロジェクトをロードするときに参照ファイルを再度読み込む必要はありません。さらに、ソース ファイルの元のパスは維持されるため、必要に応じて簡単に再度読み込むことができます。
ソース参照は VRED にとって新しいものではなく、過去のバージョンでも同様に機能していました。考えられる欠点の 1 つは、ソース参照ファイルを読み込むと VPB ファイルのサイズが大きくなることです。
ソース参照ノードの名前は、対応するファイル名と同じです。
スマート参照
スマート参照は VRED にネイティブであり、VPB と OSB のみをサポートします。スマート参照の中身は外部ファイルに保存されます。プロジェクト ファイル内で変更が行われた場合、この外部ファイルのリンクは維持されます。これは、再読み込みが必要な場合の監視用として使用されます。
大きなプロジェクトを小さな VPB ファイルに分割するには、スマート参照を使用します。これにより、大規模なチームが同時に作業を行うことができるようになります。チーム メンバーは、プロジェクト全体をロードしなくても個々のファイルを操作できます。これによって、メイン プロジェクトのファイル サイズの増加が最小限に抑えられます。また、スマート参照はロードおよびロード解除するときにソース ファイルを再読み込みする必要がないため、シーンのパフォーマンスの維持に効果があります。
スマート-ソース参照
スマート-ソース参照は、2 つの参照のハイブリッドです。スマート参照ファイルとソース参照ファイル間にリンクを作成します。スマート参照はそのソース参照から生成され、ソース ファイルの場所に並列に保存されます。カスタムの場所に保存することもできます。同時に両方のファイルを監視することが可能で、一方または両方が旧版であるか、または不明であるかを確認できます。
スマート参照とスマート-ソース参照の機能および制限
スマート参照は、既存の任意の VPB ファイルにリンクできます。ただし、現在サポートされているのはシーングラフのデータのみです。つまり、スマート参照の変更を保存すると、シーングラフのデータのみがファイルに書き込まれます。これにより、次の制限が課せられます。
VRED コンポーネント | 制限 |
---|---|
エイム カメラ | サポートされていません |
注釈 | サポートされていません |
クリップ | サポートされていません |
コンストレイント | サポートされていません |
ライト リンク | サポートされていません |
計測 | サポートされていません |
ソース参照としての OSB および VPB | サポートされていません。これらを含む古い VRED バージョンからプロジェクトを開くと、グループ ノードに変換され、参照情報が削除されます。 |
Python スクリプト | スクリプトを含むスマート参照が読み込まれると、スクリプトは評価されず、実行されません。 |
レンダー レイヤ | サポートされていません |
シーケンス | サポートされていません |
スマート-ソース参照 | VPB ファイル自体がソースにリンクされている場合は、VPB を開いたときにルート ノードに参照ノードとしてマークされます。 |
タッチ センサー | タッチ センサーは表示されますが、バリアントに関連付けられている場合は機能しません。これらのデータは、参照元のプロジェクトに結合されません。 |
トラックの設定 | サポートされていません |
バリアントとバリアント セット | バリアントを含む複数のスマート参照をプロジェクトに読み込む場合、バリアントは無視され、結合されず、表示されません。これらの参照への変更を保存しても、スマート参照内に既に存在するバリアントには影響しません。 |
スマート参照を既存のコンテンツに新しい親として手動で追加すると、既存のバリアントは失われます。 |
あらゆる場所で VPB を使用する
ADrive を使用すると、あらゆる場所で参照を含むプロジェクトを操作できるようになります。
そのためには、チーム内のすべてのメンバーが ADrive にアクセスする必要があります。ADrive 内に共有フォルダを作成して、そこに VPB プロジェクト ファイルをドラッグします。ADrive は参照などのすべての依存関係を自動的に検索して、プロジェクト ファイルと一緒にアップロードします。
これは、ADrive 固有の機能です。参照を含む VPB を Dropbox などの別のソリューションにドラッグすると、プロジェクト ファイルのみが取り込まれて、すべての参照ファイルは取り込まれません。
マシン上のフォルダが ADrive 上の共有フォルダと同期されます。このフォルダは通常のフォルダと同様に機能します。異なる点は、バックグラウンドでデータがサーバと同期されて、チームに配布されることです。変更を保存すると、ファイルが更新され、タイム スタンプが変更されて、すべての更新が使用可能であることを示す通知がトリガされます。
Alias のリファレンス アセンブリの読み込み
VRED 2022 に、Alias の Reference Manager で作成されたネイティブ CAD ファイルを直接読み込む機能を追加しました。Alias の Reference Manager とレイヤを模倣した新しい Reference Manager グループ ノードがシーングラフ内に作成されます。
Alias 2021 では、.wire
、.iges
、.step
など、さまざまな CAD ファイル形式からアセンブリ構造を作成できるようになりました。Alias は、元の CAD ファイルのリンクをバックグラウンドで維持したまま、ビューポートでモデリングとビジュアライゼーションを行うための中間 .wref
参照ファイルを作成します。アセンブリ構造を含む Alias .wire
ファイルを VRED に読み込んだときに、リンクされた CAD ファイルも読み込まれるようになりました。シーングラフの新しい Reference Manager グループの下で、これらの読み込まれたアセンブリ ファイルを検索します。