Revit Vault Add-in を使用するワークフローは容易かつ簡潔です。Revit Vault Add-in のベスト プラクティス ワークフローの概要を次の一覧に示します。
Revit Vault Add-in のセットアップ
- Vault と Revit Vault Add-in をインストールする前に、それぞれの環境に最も適したインストール設定を決定します。小規模すぎるシステムに Vault をインストールすると、機能が制限されたり、将来的に再構成が必要となる場合があります。
- Autodesk Vault サーバの動作は、Autodesk Data Management Server Console を使用して設定します。管理者は、Vault へのアクセス権を必要とするユーザごとに、ユーザ アカウントを作成する必要があります。ユーザ アカウントは、ログイン名とパスワードで構成されます。詳細については、Server Console のヘルプを参照してください。
- クライアント ワークステーションに Revit および Vault Client をインストールします。
注: インストールと Vault の環境設定の詳細については、『Vault インストレーション ガイド』を参照してください。
共有プロジェクト ファイルの一般的なワークフロー
共有プロジェクト ファイルで作業するには、次の手順を実行します。
- Revit で、[Vault]リボン タブの[ログイン]コマンドを使用して Vault にログインします。
- プロジェクト ファイルのローカル コピーを開くか、作成します。
- 次のいずれかのステップを実行します。
- 中央ファイルと同期します。
同期化されたファイルのコピーが自動的に Vault に追加されます。
- [Vault]リボンの[Vault に保存]を選択します。
Revit Server と同期せずに、新しいファイル バージョンが Vault に追加されます。
注: Vault 内のフォルダの場所を指定するように要求するプロンプトが表示される場合があります。このプロンプトは、Vault で[共有パス]プロパティを設定することで表示されないようにすることができます。
非共有プロジェクト ファイルの一般的なワークフロー
非共有プロジェクト ファイルで作業するには、次の手順を実行します。
- Revit でプロジェクト ファイルを開くか、[Vault]リボンの[Vault から開く]をクリックします。
注: [Vault から開く]をクリックすると、ファイルが自動的に Vault からチェックアウトされます。
- ファイルを変更します。
- [Vault]リボンの[Vault に保存]を選択します。
このファイルを Vault に初めて保存する場合は、新しいファイルとして Vault に追加され、チェックインされます。ファイルが既に Vault に存在している場合は、ファイルが新しいバージョンとして Vault にチェックインされます。