アイテムを作成する

モデル以外のファイルを基にしたアイテムを作成するには、[新規アイテム]コマンドを使用します。

新規アイテムを作成すると、モデリングは行われていないが、完成品の詳細な説明に必要なアイテムを追跡できるようになります。たとえば、購入済みのパーツ、消耗品(グリスや燃料など)、ドキュメント、パッケージ化などのアイテムが挙げられます。アイテムのプロパティを入力できる他、Vault で管理するファイルを新規アイテムに添付することもできます。アイテムは BOM 編集機能を使用することで別のアイテムの BOM に追加できます。

ユーザ定義のアイテムは以下のいずれかに指定できます。

注: [アイテム カテゴリ]ダイアログ ボックスで作成したカスタム アイテム カテゴリもリストに表示されます。

アイテム番号は、既定のアイテム番号形式に基づいて生成されます。アイテム番号は、アイテムがアイテム マスタに作成された後に編集可能になります。

新規アイテムを作成する

  1. アイテム マスタ ビューを選択します。
  2. ツールバーの[新規作成]をクリックします。

    アイテム カテゴリを割り当てる権限を管理者から付与されている場合は、カテゴリを選択して[OK]をクリックすると、新しいアイテム レコードが開きます。

    既定のアイテム カテゴリは[ドキュメント]です。アイテム カテゴリを変更するには、ドロップダウン リストの矢印をクリックして、新しいカテゴリを選択します。

  3. [アイテム タイトル]テキスト ボックスに、アイテムのタイトルを入力します。
  4. [アイテムの説明]ダイアログ ボックスに、アイテムの短い説明を入力します。
  5. [単位]ドロップダウン リストから、このアイテムの既定の単位を選択します。
  6. Vault 内のファイルをアイテムに添付するには、[アクション]メニュー > [添付]を選択します。アイテムに添付されているファイルは、[関連ファイル]リストに表示されます。[添付]をクリックして、アイテムに関連付けるファイルを参照します。

    アイテムのプロパティおよび BOM データがファイルから抽出され、アイテム レコードが新しいデータで更新されます。

    [アイテムを子に割り当て]をオンにした場合、アイテムが子ファイルに対して自動的に作成されます。

    注: ファイル コンポーネントのアイテムは作成されません。これらのコンポーネントは、除外行および未割り当て行として BOM に追加されます。
  7. アイテムにファイルをリンクするには、次のいずれかの操作を実行します。
    • [関連ファイル]ボックスを右クリックし、[リンクを追加]を選択します。アイテムにリンクするファイルを参照して、[開く]をクリックします。
    • [関連ファイル]フィールドにファイルをドラッグ アンド ドロップします。
    • Vault からファイルをコピーして、[関連ファイル]フィールドに貼り付けます。
    [関連ファイル]フィールドに追加した最初のファイルがアイテムへの 1 次リンクになります。その後に追加したファイルは 2 次リンクになります。複数のファイルを同時に追加する場合、1 次リンクとなるファイルはランダムに選択されます。1 次リンクが既に存在する場合、他のすべての追加ファイルは 2 次リンクになります。
    注: AutoCAD Mechanical をご使用の場合: AutoCAD Mechanical ファイルに最上位アセンブリがない場合、または複数のコンポーネントがある場合、ファイルはアイテムにリンクされるのではなく添付されます。ファイルに最上位アセンブリがある場合、アセンブリがアイテムへの 1 次リンクになります。ファイルにアセンブリがなく、コンポーネントが 1 つのみある場合は、コンポーネントが 1 次リンクになります。
  8. プロパティを新規アイテムにアタッチするには、[プロパティ]リスト内で右クリックし、[添付されたプロパティを変更]を選択します。
    注: アイテム レコードを最近保存した場合は、[編集]をクリックしてレコードの変更を続行する必要があります。
  9. [保存]をクリックして、変更内容を保存します。

    必要に応じて、別のアイテム レコードのタブを表示して、コメントの追加、BOM 内でのアイテムの表示、変更管理へのアイテムの追加を行うことができます。

  10. 完了したら、[保存して閉じる]をクリックします。
  11. レコードを開いたままの状態で他のアイテムを編集できるようにする場合は、[編集モードを終了]をクリックします。