Vault からファイルをリンクする

Vault に保存されているファイルの現在の Revit プロジェクトへのリンクについて説明します。

Vault からのリンクを使用すると、Vault に保存されているファイルを現在の Revit プロジェクトにリンクすることができます。[Vault からリンク]を使用することの利点は、ファイルの最新バージョンが配置されている場所を把握する必要がなくなることです。最新バージョンが Revit Server 上にある場合は、Revit Server のバージョンもリンクされます。ファイルが非作業共有ファイルである場合は、Vault からダウンロードされて現在のプロジェクトにリンクされ、Vault で管理が続行されます。

[検索]ボタンをクリックして、いつでも Vault からフォルダやファイルを検索することができます。
注: 検索の作成と実行の詳細については、「Vault を検索する」を参照してください。

[Vault からリンク]ダイアログ ボックス

[Vault からリンク]ダイアログ ボックスでは、現在の Revit プロジェクトにリンクするファイルを Vault から選択し、リンクするファイルの位置オプションを指定することができます。

サポートされるファイル タイプ

[Vault からリンク]では、次のファイル タイプがサポートされています。

位置オプション

    現在の Revit プロジェクトにファイルをリンクするときに、位置の基本設定を選択することができます。

    次の表に、選択可能な位置のオプションを示します。詳細については、「CAD 形式と Revit モデルの読み込みとリンクオプション」を参照してください。

    オプション

    詳細

    [自動 - 基準点合わせ]

    インポートしたオブジェクトのワールド座標系の原点を、Revit プロジェクトの内部原点に配置します。インポートしたオブジェクトの作成位置が原点から離れている場合、モデルから遠く離れた位置に表示されることがあります。これを確認するには、[ズーム]を[全体表示]に設定します。

    [自動 - 共有座標を指定]

    注: このオプションは Revit ファイル専用です。

    2 つのファイルが共有する座標を基準にした位置に基づいて、インポートしたジオメトリを配置します。複数のファイル間で現在共有している座標系がない場合は、対応する内容が通知され、[自動 - 中心合わせ]の配置が使用されます。「共有配置」を参照してください。

    重要: 共有座標を使用してリンクが挿入された場合、位置は正しいですが共有外構を手動で設定する必要があります。「共有外構を手動で設定する」のセクションを参照してください。

    [手動 - 基準点]

    インポートしたドキュメントの原点をカーソルの位置に配置します。

    [手動 - 基点]

    インポートしたドキュメントの基点をカーソルの位置に配置します。このオプションは、基点が定義された AutoCAD ファイルに対してのみ使用します。

    [手動 - 中心]

    インポートしたジオメトリの中心をカーソルの位置に設定します。

[ワークセット]

    リンクされたワークセットで作業する場合、ワーク共有リンクのワークセットがすべてロードおよび表示されます。