環境変数

このトピックでは、パスなどの設定を行うために 3ds Max で使用されるすべてのシステム環境変数を示します。すべてのパスは完全修飾パスです。

名前 説明

ADSK_3DSMAX_x64_<年>

3ds Max インストールのパス。インストール プロセスによって作成されます。3ds Max をインストールせずにコピーしたシステムでは、この変数を手動で定義する必要があります。

ADSK_3DSMAX_ APPDATA_DIR

3ds Max がローカル ユーザ データの読み取りと書き込みに使用するパス。この場所の既定値は次のとおりです。C:\Users\<username>\AppData\Local\Autodesk\3dsMax\<year> - 64bit\<lang>

ADSK_3DSMAX_AUTOBACKUP_DIR

自動バックアップでファイルを保存するために使用されるパスを定義します。

ADSK_3DSMAX_SCRIPTS_ADDON_DIR

セミコロンで区切られたパスのリスト。[ユーザ パスとシステム パスを設定](Configure User and System Paths)ダイアログ ボックスで定義された[他スクリプト](Additional Scripts)フォルダに加えて使用されます。

ADSK_3DSMAX_STARTUPSCRIPTS_ADDON_DIR

セミコロンで区切られたパスのリスト。[ユーザ パスとシステム パスを設定](Configure User and System Paths)ダイアログ ボックスで定義された[追加のスタートアップ スクリプト](Additional Startup Scripts)フォルダに加えて使用されます。

ADSK_3DSMAX_MACROS_ADDON_DIR

セミコロンで区切られたパスのリスト。[ユーザ パスとシステム パスを設定](Configure User and System Paths)ダイアログ ボックスで定義された[追加マクロ](Additional Macros)フォルダに加えて使用されます。

ADSK_3DSMAX_ICONS_ADDON_DIR

セミコロンで区切られたパスのリスト。[ユーザ パスとシステム パスを設定](Configure User and System Paths)ダイアログ ボックスで定義された[追加アイコン](Additional Icons)フォルダに加えて使用されます。

ADSK_3DSMAX_PLUGINS_ADDON_DIR

セミコロンで区切られたパスのリスト。[ユーザ パスとシステム パスを設定](Configure User and System Paths)ダイアログ ボックスで定義された[追加の Max プラグイン](Additional MAX plug-ins)フォルダに加えて使用されます。

ADSK_3DSMAX_ASSETS_XREFS_DIR

セミコロンで区切られたパスのリスト。[プロジェクト パスを設定](Configure Project Paths)ダイアログ ボックスで定義された外部参照パスに加えて使用されます。

ADSK_3DSMAX_ASSETS_MAPS_DIR

セミコロンで区切られたパスのリスト。[プロジェクト パスを設定](Configure Project Paths)ダイアログ ボックスで定義された外部ファイルのパスに加えて使用されます。

ADSK_3DSMAX_PROJECT_FOLDER_DIR

プロジェクト データ(マテリアル ライブラリ、レンダリング プリセット、レンダリング出力など)の場所のパス。この変数が定義されているにもかかわらず、指定したフォルダが存在しない場合は、3ds Max によってフォルダが作成されます。この環境変数は、3dsmax.iniProjectFolder 値よりも優先されます。

ADSK_3DSMAX_USERSETTINGS_DIR

ユーザ設定の読み取りおよび書き込み用のパス。この変数が定義されているにもかかわらず、指定したフォルダが存在しない場合は、3ds Max によってフォルダが作成されます。

ADSK_3DSMAX_USERTOOLS_DIR

ユーザ定義ツール、MCG、シーン コンバータ スクリプトの読み取りおよび書き込みのパスです。この変数が定義されているにもかかわらず、指定したフォルダが存在しない場合は、3ds Max によってフォルダが作成されます。

ADSK_3DSMAX_SDK_<年>

3ds Max SDK の完全修飾パス(インストールされている場合)。

ADSK_3DSMAX_SESSION_LOG

3ds Max セッション ログのパス。

ADSK_APPLICATION_PLUGINS

セミコロンで区切られたパスのリスト。このリストから、追加のサードパーティ アプリケーション プラグインをロードするルート フォルダを指定します。各フォルダにプラグインを 1 つ含めることも、プラグインが格納されている一連のフォルダを含めることもできます。

ADSK_3DSMAX_SMART_EXTRUDE

[ポリゴンを編集](Edit Poly)に対してスマート押し出しをグローバルに有効または無効にします。値が 1 の場合は有効、0 の場合は無効です。

ADSK_3DSMAX_ENVVAR_TOKEN_SUPPORT

-envartoken コマンド ライン スイッチと同様に、3ds Max インストール ファイルの自動トークン化を有効にします。「設定ファイル内の 3ds Max インストール パスの自動トークン化」を参照してください。

ADSK_3DSMAX_MAJOR_VERSION

メジャー バージョン(「2023」など)を含む、3ds Max プロセスによって定義される環境変数。この環境変数(および以下のマイナー バージョン変数)を使用して他の環境変数を定義し、実行中の 3ds Max のバージョンに基づいてスタートアップ スクリプトなどをカスタマイズすることができます。例:

ADSK_3DSMAX_STARTUPSCRIPT_ADDON_DIR=\\server\3dsMax\%ADSK_3DSMAX_MAJOR_VERSION%.%ADSK_3DSMAX_MINOR_VERSION%\scripts\startup

実行中の 3ds Max のメジャー バージョンとマイナー バージョンに基づいて、スタートアップ スクリプトの場所を設定します。

ADSK_3DSMAX_MINOR_VERSION

マイナー バージョン(「0」など)を含む、3ds Max プロセスによって定義される環境変数。

ADSK_3DSMAX_ROOT

3ds Max プロセスによって定義される環境変数。3ds Max のインストール場所に関係なく、現在の 3dsmax.exe プログラムが実行されているフォルダが含まれます。自動トークン化が有効な場合のみ定義されます。

ADSK_3DSMAX_SAFE_SCENE

[セーフ シーン スクリプトの実行](Safe Scene Script Execution)を有効または無効にします。この変数を定義すると、[セキュリティの基本設定](Security Preferences)タブの設定がオーバーライドされます。

ADSK_3DSMAX_BUFFEREDFILE_BUFFERSIZE

ほとんどのバッファ済みファイル タイプ(イメージやポイント キャッシュ ファイルなど)のロードに使用するファイルバッファ サイズをバイト単位で指定します。既定は 4 KB です。ネットワーク上のバッファ済みファイルをロードする場合、バッファ サイズを大きくすると(256 KB を推奨)、パフォーマンスを大幅に向上させることができます。

この設定は、キー「ImageFileIOBufferSize」を使用して、3dsmax.ini ファイルの「Performance」セクションで指定することもできます。