デジタル署名は、ファイルの送信者(作成者)を識別したり、ファイルがデジタル署名の適用後以降に変更されたかどうかを示すために、特定のファイルに追加される暗号化された情報のブロックです。
デジタル署名付きの実行可能なバイナリまたはテキスト(スクリプト)ファイルには、次の利点があります。
デジタル署名は、次の理由で無効になります。
注: ファイルの名前を変更しても、デジタル署名は無効にはなりません。また、デジタル署名を生成するために使用された証明書の有効期限が切れても、デジタル署名は有効なままになります。
3ds Max 製品の配布に含まれている次のファイル タイプは実行可能であり、ユーザの保護レベルを上げるためにデジタル署名が付いています: EXE、DLL、DLZ、DLU、DLO、DLM、DLC、DLI、DLT、DLE、DLV、DLK、DLB、DLF、DLR、BMF、BMI、BMS、FLT、GUP、DLH、DLN、DLA、DLS、DLY、DLX。
実行ファイルのデジタル署名には、ファイルを右クリックして[プロパティ] (Properties)を選択し、[デジタル署名](Digital Signatures)タブ、署名者の名前、[詳細] (Details)ボタン、[証明書を表示](View Certificate)の順にクリックすることでアクセスできます。 この操作を機能させるには、ファイル拡張子に .DLL を指定する必要があります。お勧めの方法は、ファイルのコピーを作成し、その拡張子を .DLL に変更してから、[ファイル プロパティ](File Properties)を確認することです。
たとえば、3dsmax.exe の場合に、[ファイル プロパティ](File Properties)がどのように見えるのかを次に示します。
3ds Max に付属しているすべての MAXScript ファイルは、デジタル証明書付きで署名されています。スクリプトに署名が付いている場合、ユーザはスクリプトの作成者や、署名後にスクリプトに変更が加えられたかどうかを確認できます。
署名を付けられるファイル タイプは、次のとおりです。
3ds Max には検証ツールの AdskSignTool.exe も付属していて、これらのファイルを検証する場合に使用できます。
引数を指定しないで AdskSignTool を実行すると、一般的な使用法に関するメッセージを表示できます。
詳細については、「署名付きスクリプトを検証する」を参照してください。