[パッキング](Pack)ダイアログには、[UVW を編集](Edit UVWs)ダイアログのテクスチャ クラスタを手順に従って再配置するコントロールがあります。
インタフェース

- (ドロップダウン リスト)
- パッキング方法を設定します。
- [Unfold3D]: (既定のオプション) クラスタ レイアウトの境界矩形領域の最小化を繰り返すパッキング方式。一般に、使用可能なアルゴリズムで最良の結果が得られ、マルチスレッドで実行されるため非凸面アルゴリズムよりも優れたパフォーマンスを実現します。
注: 
3ds Max 2024.2以降、Unfold3D パッキング ツールには現在の UV 選択が反映され、操作は選択項目にのみ適用されます。
- [非凸面](Non-Convex): 一般に再帰的アルゴリズムや線形アルゴリズムよりもパッキング配置が効率化される一方で、計算コストはわずかしか増加しない反復的な方式。
- [再帰的パッキング](Recursive Packing): クラスタを効率的にパックしますが、線形方式よりも低速です。
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[線形パッキング](Linear Packing): 線形方式でクラスタをレイアウトします。この方法は高速ですが効率はあまり高くありません。この方法では、未使用の UV スペースが残る傾向があります。
- パディング(Padding)
- クラスタ間の間隔。この値は、0.0 ~ 1.0 の UV 空間に対する相対値です。パッキング後の UV クラスタ間の距離は、パディング サイズと定義されたビットマップ解像度の値に基づいて決まります。低解像度で作業しているのに、パディングの量が同じになっている場合は、UV クラスタ間の距離が大きくなるようにパックされます。
最善の結果のためには、小さい値を使用してください。ほとんどの場合、既定値のままで十分です。
- クラスタを平均化(Normalize Clusters)
- オンにすると、エディタにより濃い青色の太いアウトラインで示される、標準的なテクスチャ座標空間(0.0 ~ 1.0)の内部にフィットするように、最終的なレイアウトがスケールされます。オフにすると、クラスタの最終サイズはオブジェクト空間を使用し、エディタのマッピング領域よりも大きくなる可能性があります。最適な結果を得るためには、この設定をオンにしておきます。
- クラスタを回転(Rotate Clusters)
- 最適なパッキング ソリューションを見つけるために、パッキング アルゴリズムでクラスタを回転させるかどうかをコントロールします。オフにすると、UV クラスタは最初に設定した回転方向を維持します。
注: 場合によっては、[クラスタを回転](Rotate Clusters)がオフになっている場合でも、[パッキング](Pack)によりクラスタを 90 度回転できます。
- 穴部分に配置(Fill Holes)
- オンにすると、大きいクラスタ間の隙間に小さいクラスタが配置され、使用可能なマッピング スペースが最大限に活用されます。
- クラスタの再スケール(Rescale Clusters)
- オンの場合、パッキングによってクラスタが個別にスケールされるため、3D ジオメトリ空間でテクスチャ サイズが均一になります。または、既定値以外の[再スケール優先順位](Rescale Priority)の値を持つグループがある場合は、指定されたスケール係数を使用します。
注: Unfold3D の場合は、クラスタが常に再スケールされます。
- パッキング解像度(Packing Resolution)
- [反復](Iterations): アルゴリズムが最適な解像度を見つけるために使用するパスの数。この値を大きくすると、より最適なパッキング ソリューションが得られますが、所要時間は長くなります。
[マップ サイズ](Map Size): パック先のターゲット ビットマップの解像度。この値とパディングを組み合わせて、最終的なパッキング出力における UV クラスタ間の距離を決定できます。
- OK
- 設定を確定してダイアログ ボックスを閉じ、指定に従ってパッキングを実行します。
- キャンセル(Cancel)
- 加えた変更をすべてキャンセルし、ダイアログ ボックスを閉じます。