このリリースには、モディファイヤ スタックでのサブオペランド操作の向上、パフォーマンスおよび OpenVDB 処理の改善、さまざまなバグ修正など、いくつかの[ブール演算](Boolean)モディファイヤの更新が含まれています。
同一平面上の面のサポート
同一平面オペランド(完全に位置合わせされていて、接触しているがオーバーラップしていない面を持つオペランド)が新しくサポートされたことにより、減算、
和、
減算、
分割、
形跡、または
クッキー ブール演算を使用した場合の結果が向上しました。次の例は、同一平面のオペランドを使用するクッキー演算を示しています。
オペランドで基点情報が保持される
ブール演算オペランドで基点データが保持されるようになりました。オブジェクトをオペランドとして[ブール演算](Boolean)モディファイヤに追加したときに、その前後でオブジェクトの基点の位置が変わらなくなり、[ブール演算](Boolean)モディファイヤ内のオペランドの位置/回転/スケールを簡単に操作できるようになりました。
キャプチャされたオペランド操作
[ブール演算](Boolean)モディファイヤの
オペランド リストからキャプチャしたオペランドを選択すると、モディファイヤ スタックに表示されます。これで、モディファイヤスタックの新しい行によって、[ブール演算](Boolean)モディファイヤの基本オブジェクトが選択したオペランドから分離され、選択内容が視覚的に示されます。この線は、キャプチャされたオペランドまたはそのモディファイヤがインスタンス化されている場合はグレーで表示され、インスタンス化されていない場合は青緑で表示されます。
切り取り/貼り付け操作がすべてのブール演算オペランドで機能する
切り取りおよび貼り付け操作が、キャプチャされたオペランドとライブ オペランドの両方で機能するようになりました。貼り付け操作は、切り取りが本来行われた[ブール演算](Boolean)モディファイヤで実行する必要があります。
既定では、[ブール演算](Boolean)モディファイヤの[オペランドを追加](Add Operands)ロールアウトの[ライブ参照を使用](Use Live Reference)パラメータはオフになっています。したがって、新しいブール演算オペランドはすべてキャプチャされます。この切り取り/貼り付けの改善により、キャプチャされたオペランドのワークフローの柔軟性が向上しました。
OpenVDB 処理の改善
[ブール演算](Boolean)モディファイヤの OpenVDB 処理に次の改善が加えられました。
- オペランド オブジェクトを介して取り込まれるアニメートされたパラメータのサポート。
- OpenVDB の和、差、または交差の演算を使用する場合、シェルなどのモディファイヤによって生成された中空シェイプが中空のままになります。
パフォーマンスの向上
メッシュベースのブール演算の処理が 35% 高速化されました。