その他の資料 |
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『Arnold ユーザ ガイド』の「ボリューム」を参照してください。 |
OpenVDB などのボリューム ファイル形式を使用すると、はるかに大きいデータセットを保存でき、同時にボリューム データへのランダム アクセスを最適化できます。これは、レンダリングにとって、より効率的です。OpenVDB は、オープン ソースの C++ ライブラリであり、新しい階層データ構造、3 次元グリッドで離散化された疎なボリューム データを効率的に保存および操作するためのツール スイートで構成されています。
- カスタム AOV は、現在、ボリュームでサポートされていません。
- ボリューム内のノイズの量を減らすには、シーン内のライトに十分な volume_samples が設定されていることを確認する必要があります。
- volume_ray_depth が 0 を超えている場合、ボリュームは、他の発光ボリュームからの間接光のみを受けることができます。
- ボリュームを操作するチュートリアルは、こちらにあります。
Arnold volume (VDB)
volume VDB ファイルの場所です。
ボリュームに割り当てられたボリューム シェーダです。通常、これは standard_volume シェーダになります。
読み取り、およびボリュームのシェーディング コンテキストのチャネルとして利用する OpenVDB グリッドのスペース区切りのリストです。グリッド名には、density、fuel、heat、temperature、velocity などがあります。
いずれかのベクトル グリッド(v または vel)あるいは 3 つの浮動小数点グリッド(vel.x、vel.y、vel.z)は、モーション ブラーに使用される速度フィールドを表します。無効な組み合わせのグリッドが指定されている場合、またはグリッドが指定されていない場合、モーション ブラーは発生しません。ここで宣言されたすべての速度グリッドは、シェーディング コンテキスト内のチャネルとしても使用可能です。
ボリューム内部のサンプリング サイズを設定します。ボリューム内の最も小さな特徴をとらえられるよう、小さなサイズを設定する必要があります(別名: ナイキスト限界)。サイズが大きすぎると、エイリアシング、バイアス、またはバンディングが生じます。サイズを小さくすると(精密にすると)レンダリングの時間が増え、サイズを大きくするとレンダリングがすばやく行われます。
ボクセル サイズを基準とするステップ サイズを選択します。
step_size を選択します(実際のステップ サイズが指定されている場合)。
ボリュームの step_size に関する詳細は、こちらを参照してください。
一連の VDB ファイルを読み取れるようにします。
VDB ファイル シーケンスの開始フレームです。
たとえば、ディスク上のシーケンスの範囲が name1001.vdb から name 1100.vdb までの場合は、これらの値を Sequence Start および Sequence End にそれぞれ入力することで、1050 から 1080 までのファイルを選択できます。
VDB ファイル シーケンスの終了フレームです。
VDB シーケンスの使用を開始するタイムラインのフレームです。## ニメーション終了
VDB シーケンスの使用を終了するタイムラインのフレームです。シーケンス内にアニメーションの開始から終了までの範囲に対応するファイルが不足している場合は、シーケンスを開始モードまたはピンポン モードで繰り返すことができます。
ボリュームのアニメーションの再生速度を設定します。
オンの場合、アニメーション範囲がシーケンス範囲を超えると、シーケンスがループされます。
オンの場合、シーケンスの最初の VDB ファイルと最後の VDB ファイルが、アニメーション開始フレームの前および終了フレームの後にそれぞれ使用されます。それ以外の場合は、これらのフレームに対しては何もレンダーされません。
オンの場合、アニメーション範囲がシーケンス範囲を超えると、シーケンスは順方向に読み取られてから、逆方向に読み込まれ、その後再び順方向に読み込まれるという動作を繰り返します。
[作成] (Create)タブで Arnold に移動し、Volume を選択して、ボリュームを作成します。ビューポート内でクリック、ドラッグしてボリュームを作成します。
VDB File Path から使用する VDB ファイルを選択します。
VDB ファイルを開くと、元々 VDB を保存するときに使用していた VDB グリッドが候補として表示されます。
MAXtoA の既定では、ボリュームに standard_volume シェーダが割り当てられます。別の standard_volume シェーダを使用する場合は、このオプションを無効にします。
ボリュームを保存するときに使用していた VDB グリッドの中から選択します。このグリッドに、既定の standard_volume シェーダが割り当てられます。
たとえば、カラー修正をするなど、チャネルの読み取り結果をさらに編集する必要がある場合、Volume Sample RGB シェーダと Volume Sample Float シェーダがあります。
ボリューム内のノイズの量を減らすには、シーン内のすべてのライトに十分な volume_samples が存在するか、または十分な AA サンプルが存在する必要があります。
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volume_samples: 1 | volume_samples: 3 |
ボリュームに関連付けられた利用可能な AOV のリストです。