シーン内のノイズの発生場所を特定するのに便利な技術として、AOV へのレンダリングがあります。AOV を表示すると、調整が必要なサンプルを正確に把握することができます。 これによって、間違ったサンプリング値が不必要に増大することがなくなるため、レンダリング時間が短縮されます。
ノイズの発生場所を特定するもう 1 つの方法は、すべてのサンプル数を 1 に設定して、特定のサンプル数を一度に 1 つずつ増やすことです。
この値を大きくすると、イメージの全体的な品質が向上しますが、他の場所におけるサンプル数不足によって引き続きノイズが生じます。 ビューティ(RGBA) のノイズは直接項、 間接光、 拡散反射光、 _または鏡面反射光_によって発生することがあるため、特定の AOV を調べる方法をお勧めします。
カメラ(AA)のサンプル数: 3 (既定) | カメラ(AA)のサンプル数: 5 |
カメラ(AA)を大きくすると、モーション ブラーや被写界深度を使用する場合にも役立ちます。つまり、アルファ チャネルにノイズが発生している場合は、カメラ(AA)の値を大きくすると便利です。
間接 AOV で見られるように、このシーン内の大量のノイズは indirect_diffuse (GI)のノイズによって発生します。
diffuse_samples: 2 (既定) | diffuse_samples: 10 |
specular_roughness が使用されているガラス シェーダおよびレンガに少量のノイズがあることに注目してください。
specular_samples: 2 (既定) | specular_samples: 3 |
roughness が使用されているガラス シェーダに対する効果に注目してください。
transmission_samples: 2 (既定) | transmission_samples: 5 |
このシーンに大量のノイズがあるのは、SSS サンプル数が小さいためです(すべてのレンガに SSS があります)。SSS サンプル数を増やすと、この特定のシーンに発生する大量のノイズは減少します。
sss_samples: 2 (既定) | sss_samples: 6 |