実行時にフォームをメモリにロードし、フォームを表示しない場合があります。アプリケーションのロード時にコントロールを強化したい場合や、フォームにプログラムでアクセスする必要があってもユーザにフォームを表示したくない場合にこれが行えます。
フォームを表示せずにロードするには、VBA の Load メソッドを使用します。後で、Show メソッドを使用してアプリケーション実行中の適切なときにフォームを表示することができます。フォームが表示されていない間は、フォームとやり取りできないことに注意してください。
Show メソッドが呼び出され、フォームがロードされていない場合は、フォームは自動的にロードされます。
また、フォームを明示的にロード解除する場合もあります。フォームをロード解除するとメモリからそのフォームが除去され、フォームに関連付けられたすべてのメモリも解放されます。Load メソッドまたは Show メソッドを使ってフォームを再度ロードするまでは、ユーザはフォームとやり取りできず、プログラムからもフォームを操作できません。アプリケーションでフォームが再度使用されないことが分かっていてメモリを解放したい場合に、フォームのロード解除が選択できます。
Hide メソッドではロード解除は実行しません。アプリケーションが終了し、フォームがロード解除されていない場合は、自動的にロード解除されます。次の表で、VBA の Show、Hide、Load、Unload メソッドを比較します。
VBA の Show、Hide、Load、Unload メソッド | |
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メソッド | 使用法 |
Show | フォームを表示します。フォームがロードされていない場合は、自動的にロードします。 |
Hide | フォームを非表示にします。フォームはメモリからロード解除されません。 |
Load | フォームをメモリにロードしますが、表示はしません。 |
Unload | フォームをメモリからロード解除します。これは Unload メソッドを使用して明示的に実行することもできますが、アプリケーション終了時にも自動的に実行されます。 |