Application オブジェクトは、AutoCAD ActiveX オートメーション モデルのルート オブジェクトです。
Application オブジェクトから、他のオブジェクトや、オブジェクトに割り当てられているプロパティまたはメソッドにアクセスできます。
たとえば、Application オブジェクトには、Preferences オブジェクトを返す Preferences プロパティがあります。このオブジェクトからは、[オプション]ダイアログ ボックス内のレジストリに保存されている設定にアクセスできます(図面に保存されている設定は、後で説明する DatabasePreferences オブジェクトに含まれます)。 Application オブジェクトの他のプロパティからは、アプリケーションの名前とバージョン、AutoCAD のウィンドウのサイズ、位置、表示/非表示など、アプリケーション固有のデータにアクセスできます。Application オブジェクトのメソッドは、ObjectARX アプリケーションの一覧表示、ロード、ロード解除、および AutoCAD の終了など、アプリケション固有の動作を実行します。
また、Application オブジェクトでは、 Documents コレクションを介して AutoCAD 図面にアクセスでき、MenuBar および MenuGroups コレクションを介して AutoCAD メニューおよびツールバーにアクセスすることができます。
Application オブジェクトは、ActiveX インタフェースのグローバル オブジェクトでもあります。つまり、Application オブジェクトのすべてのメソッドおよびプロパティをグローバルな名前空間で使用できます。