概要 - 立面ラベル

立面ラベルは、プラン ビューと断面ビューで高さの値を寸法記入する場合に使用します。

立面ラベルと座標系

立面ラベルは、図面で高さ寸法の記入に使用される対話型のマルチビュー ブロックです。このラベルはワールド座標系(WCS)または名前の付いたユーザ座標系(UCS)のいずれかに固定されます。立面ラベルは、基本的に、壁や窓のような建物要素の高さを計測するために使用されますが、図面上のあらゆる点を計測するために使用することもできます。立面ラベルは、プラン ビューおよび断面ビューで追加できます。AutoCAD Architecture 2024 ツールセット では、通常使われる立面ラベル用の定義済みブロックがいくつか提供されます。また、ユーザ独自の立面ラベルを定義することもできます。

立面ラベルを Z 軸に沿って移動すると、Z の値はそれに伴って変化します。一方、立面ラベルを、建物オブジェクトにではなく、名前の付いたユーザ座標系(UCS)またはワールド座標系(WCS)だけに固定することができます。オブジェクトの高さを変更しても、立面ラベルの値は自動的には更新されません。

立面ラベルは、基準の高さから点の高さを計測します。基準の高さを、ワールド座標系(WCS)の Z 座標、または名前の付いたユーザ座標系(UCS)の Z 座標から取得することができます。

立面ラベル