概要 - アプリケーション ファイルのロード順序(Visual LISP IDE)

AutoLISP およびアプリケーションの VLX ファイルがロードされる順番は、ファイルによって使用される関数を必要なときに使用できるようにするためには重要です。

注: Visual LISP IDE は Windows でのみ使用可能です。

[アプリケーションを作成]ウィザードを使用してアプリケーションを作成するとき、AutoCAD にファイルがロードされる順序をコントロールすることができます。ファイルのロード優先順位はトップ ダウンに設定されているため、リストの最初のファイルがロードされてから、次のファイルがロードされるという手順が、プロジェクトのすべてのファイルがロードされるまで繰り返されます。ユーティリティ関数または一般関数を定義するプログラム ファイルを最初にロードする必要があるので、このようなファイルはファイル リストの一番上の方にリストします。メイン プログラムは、最後にロードする必要があります。

たとえば、庭園の歩道のチュートリアルでは、ユーティリティ関数、オブジェクト リアクタ、メイン プログラムの定義にさまざまな AutoLISP ソース ファイルを多数使用しています。ユーティリティ関数の多くは utils.lsp という名前のファイルに保存されていますが、このファイルは一番上にリストする必要があります。一方、gpmain.lsp はプログラムのメイン ファイルであることから、最後にリストする必要があります。gpmain.lsp ファイルにも、プログラムの起動にどのコマンドを使用する必要があるかについてユーザにいくつかの情報を提供するために、次のコードが含まれています。

(princ "\nType GPATH to draw a garden path.")
(princ)