[アプリケーションを作成]ウィザードを使用してAutoLISP ファイルをコンパイルするには(AutoLISP/VS Code)

注: LSP ファイルをコンパイルする機能は、Windows 版 AutoCAD でのみサポートされています。Windows 版 AutoCAD LT では使用できません。VLX ファイルは Windows にのみロードできます。

複数の AutoLISP ソースおよび DCL ファイルを単一のアプリケーション ファイルにコンパイルすることができます。

このトピックでの作業:

AutoLISP ソース ファイルをコンパイルするためのアプリケーション メイク(PRV)ファイルを作成する

  1. AutoCAD のコマンド プロンプトに対して makelispapp と入力します。
    注: MAKELISPAPP[LISP アプリ作成]が不明なコマンドである場合は、システム変数 LISPSYS の値を 1 に変更して AutoCAD を再起動します。
  2. プロンプト オプションを入力 [作成(M)/プロパティ(P)/再作成(R)/ウィザード(W)] <ウィザード>: に対して w と入力します。
  3. [アプリケーションを作成]ウィザードの[ウィザード モード]ページで、[エキスパート]をクリックします。[次へ]をクリックします。
    • エキスパート - 可能なすべてのアプリケーション オプションが表示されます。
    • シンプル - [アプリケーション オプション]または[高度なアプリケーション オプション]ページは表示されません。
  4. [アプリケーションのフォルダ]ページの[アプリケーションの保存場所]領域で、[参照]をクリックします。アプリケーションおよびアプリケーション メイク ファイルの場所を指定します。
  5. [アプリケーション名]ボックスに、アプリケーションおよびアプリケーション メイク ファイルの名前を入力します。[次へ]をクリックします。
  6. [アプリケーション オプション]ページで、アプリケーションを作成するときに使用するアプリケーション オプションを選択します。[次へ]をクリックします。
  7. [アプリケーションを構成する LISP ファイルを選択]ページで、[プログラム ファイルの種類]ドロップダウン リストをクリックし、追加するファイルの種類を選択します。[追加]をクリックして追加するプログラム ファイルを指定し、次に[開く]をクリックします。
  8. 必要に応じて、その他のファイルをアプリケーションに追加します。[次へ]をクリックします。

    [最上位]、[最下位]、[上へ]、[下へ]ボタンを使用して、リスト内のファイルの順序を変更します。アプリケーションからファイルを除去するには、リストでファイルを選択し、[除去]をクリックします。

  9. [アプリケーションを構成するリソース ファイルを選択]ページで、[リソース ファイルの種類]ドロップダウン リストをクリックし、追加するファイルの種類を選択します。[追加]をクリックして追加するリソース ファイルを指定し、次に[開く]をクリックします。
  10. 必要に応じて、その他のファイルをアプリケーションに追加します。[次へ]をクリックします。

    アプリケーションからファイルを除去するには、リストでファイルを選択し、[除去]をクリックします。

  11. [アプリケーション コンパイル オプション]ページで、[標準]または[最適化およびリンク]を選択します。[次へ]をクリックします。
  12. [選択内容を確認/アプリケーションを作成]ページで、[完了]をクリックします。

    今すぐアプリケーションを作成しない場合は、[アプリケーションを作成]オプションをオフにします。選択内容に基づいて、アプリケーション メイク(PRV)ファイルとアプリケーション(VLX)ファイルが作成されます。

アプリケーションの定義を変更する

Visual LISP アプリケーションの構築に使用する設定は、アプリケーションを再構築する前に変更することができます。

  1. AutoCAD のコマンド プロンプトに対して makelispapp と入力します。
    注: MAKELISPAPP[LISP アプリ作成]が不明なコマンドである場合は、システム変数 LISPSYS の値を 1 に変更して AutoCAD を再起動します。
  2. プロンプト オプションを入力 [作成(M)/プロパティ(P)/再作成(R)/ウィザード(W)] <ウィザード>: に対して p と入力します。
  3. [アプリケーションを選択]ダイアログ ボックスで、アプリケーション メイク(PRV)ファイルを選択します。[開く]をクリックします。
  4. [アプリケーション プロパティ]ダイアログ ボックスで、アプリケーションのプロパティを変更します。
  5. 変更を保存してダイアログ ボックスを開いたままにするには[適用]をクリックし、変更を保存してダイアログ ボックスを閉じるには[OK]をクリックします。

アプリケーション(VLX)ファイルを再作成する

アプリケーション(VLX)ファイルは、元のプロジェクトとソース ファイルにアクセスできさえすれば、再作成することができます。

  1. AutoCAD のコマンド プロンプトに対して makelispapp と入力します。
    注: MAKELISPAPP[LISP アプリ作成]が不明なコマンドである場合は、システム変数 LISPSYS の値を 1 に変更して AutoCAD を再起動します。
  2. プロンプト オプションを入力 [作成(M)/プロパティ(P)/再作成(R)/ウィザード(W)] <ウィザード>: に対して r と入力します。
  3. [作成するアプリケーションを選択]ダイアログ ボックスで、アプリケーションのメイク ファイルの場所を指定します。
  4. [開く]をクリックして、アプリケーションを再作成します。

    アプリケーションを再作成すると、メイク ファイルで指定されたコンパイル オプションを適用して、すべての LSP ソース ファイルが再コンパイルされ、アプリケーション ファイルが新しい VLX ファイルにパッケージ化されます。アプリケーションに多くの AutoLISP ファイルが含まれていて、そのうちの 1 つまたは 2 つのファイル内のソース コードだけを変更した場合は、[アプリケーションを作成]を使用すると効率よくアプリケーションを再作成できます。

アプリケーション(VLX)ファイルを更新する

ソース ファイルまたはリソース ファイルの変更時に、アプリケーション(VLX)ファイルを更新することができます。

  1. AutoCAD のコマンド プロンプトに対して makelispapp と入力します。
    注: MAKELISPAPP[LISP アプリ作成]が不明なコマンドである場合は、システム変数 LISPSYS の値を 1 に変更して AutoCAD を再起動します。
  2. プロンプト オプションを入力 [作成(M)/プロパティ(P)/再作成(R)/ウィザード(W)] <ウィザード>: に対して m と入力します。
  3. [作成するアプリケーションを選択]ダイアログ ボックスで、更新するアプリケーション作成(PRV)ファイルを選択します。[開く]をクリックします。