ASCII ファイルにリストされたスライド ファイルを、スライド ライブラリ ファイルにコンパイルします。
AutoCAD または AutoCAD ベースの製品のインストール フォルダにある SLIDELIB ユーティリティ プログラムを使用して、スライド(SLD)ファイルからスライド ライブラリ(SLB)ファイルを作成することができます。オペレーティング システムの次のコマンド プロンプト構文を使用して、スライド ライブラリを作成します。
slidelib library [ < slidelist ]
ここで、
library には、スライド ファイル(拡張子 .sld)を追加するスライド ライブラリ ファイル(拡張子 .slb)を指定します。slidelist には、スライド ファイルのリストを指定します。拡張子を指定する場合は、.sld でなければなりません。
SLIDELIB ユーティリティは、スライド ファイル名のリストを読み込みます。このリストは通常、ファイルのリスト(テキスト エディタまたはユーザ独自のユーティリティ プログラムを使用して作成したファイルで、1 行に 1 ファイルを指定)を標準入力にリダイレクトすることによって得られます。
次に示すオペレーティング システム コマンドを使用して、SLIDELIB ユーティリティで使用可能な slidelist ファイルを作成できます。スライド ライブラリにコンパイルするすべてのスライド ファイルは、1 つのフォルダに格納しておかなければなりません。DOS プロンプトに、次のように入力します。
dir *.sld /b > mylist
mylist ファイルが作成され、SLIDELIB ユーティリティに渡すことができます。また、lobby、d:¥slides¥office、¥aec¥slides¥stairs などのスライド ファイル名(必要に応じてパス名も)をリストすることによって、テキスト エディタで mylist ファイルを作成することもできます。ライブラリ ファイルには、スライド ファイル名は保存されますが、ドライブおよびフォルダ情報は保存されません。ファイル名だけが含まれるため、ライブラリには別のフォルダに存在する同じ名前のスライドをライブラリに含めることもできますが、アクセスできるスライドは、そのうちの 1 つのみです。
mylist からスライド ライブラリ mlib を生成するには、次のコマンドを入力します。
slidelib mlib < mylist
この指定により、mylist でリストされているスライド名と定義を含むファイル mlib.slb が作成されます。