read-char (AutoLISP)

キーボード入力バッファまたは開いたファイルから読み込んだ文字を表す整数を返します。

サポートされているプラットフォーム: Windows、Mac OS、Web

構文と要素

(read-char [file-desc])
file-desc

タイプ: ファイル

開いているファイルを指し示すファイル ディスクリプタ(open 関数で取得)。file-desc 引数を指定しないと、read-char 関数はキーボード入力バッファから情報を取得します。

戻り値

タイプ: 整数型

1 ~ 65536の範囲の文字コードです。

read-char 関数は、改行文字または復帰改行シーケンスを検出した場合は、常に単一の改行文字(コード 10)を返します。

リリース情報

履歴

次の例では file-desc 引数が指定されていないので、read-char 関数はデータをキーボード バッファから取得します。

(read-char)

キーボード バッファが空なので、read-char 関数はユーザ入力を待ちます。

ABC
65

ユーザが ABC と入力すると、read-char 関数は、入力された最初の文字(A)を表すコードを返します。次の 3 つの read-char 関数の呼び出しでは、キーボード バッファに残っているデータを返します。このデータをそれぞれ、66(文字 B のコード)、67(C)、10(改行)に変換します。

(read-char)
66

(read-char)
67

(read-char)
10

これでキーボード入力バッファが空になったので、次に read-char 関数を呼び出すと、ユーザ入力待ちになります。

(read-char)