HATCH[ハッチング] (コマンド)

囲まれた領域または選択したオブジェクトをハッチングパターン、単一色、またはグラデーションで塗り潰します。

検索

リボンが表示されている場合は、[ハッチング作成]コンテキストタブが表示されます。リボンが表示されていない場合は、[ハッチングとグラデーション]ダイアログボックスが表示されます。[ハッチングとグラデーション]ダイアログボックスを使用する場合、システム変数 HPDLGMODE を 1 に設定します。

コマンドプロンプトに対して -HATCH と入力すると、コマンドのオプションが表示されます。

注:

メモリおよびパフォーマンス上の問題を回避するため、1 回のハッチング操作で作成されるハッチング線分の最大数が制限されています。ただし、システム変数 HPMAXLINES を使用してハッチング線分の最大数を変更できます。
実線以外のハッチング線が割り当てられているハッチングのパフォーマンスを維持するためには、実線以外の「線種」をロードして設定するよりも、定義済みのハッチング「パターン」を選択してください。 AutoCAD 2015 ベースの製品から、システム変数 HPLINETYPE は、既定でハッチングの実線以外の線種の表示を省略します。
オブジェクトスナップでハッチングオブジェクトが無視されるかどうかをコントロールするには、システム変数 OSOPTIONS に 1 を加算または減算します。

ハッチング境界を指定するには、いくつかの方法があります。

次のプロンプトが表示されます。

内側の点をクリック: 指定された点の周りの閉じた領域を形成する既存のオブジェクトから境界を決定します。
オブジェクトを選択: 閉じた領域を形成する選択されたオブジェクトから境界を決定します。
[境界を除外(B)]: ([ハッチングとグラデーション]ダイアログボックスからハッチングを追加する場合にのみ使用可能)
現在アクティブな HATCH コマンド中に追加されたハッチングパターンが除外されます。除外するパターンをクリックします。
[境界を追加(A)]: ([ハッチングとグラデーション]ダイアログボックスからハッチングを追加する場合にのみ使用可能)
再度ハッチングパターンを追加できるように、「境界を除外」モードから切り替えます。
[元に戻す(U)]: 現在アクティブな HATCH コマンド中に挿入された最後のハッチングパターンが削除されます。
[設定(T)]: [ハッチングとグラデーション]ダイアログボックスが開き、設定を変更することができます。