トレースの更新

トレース環境は引き続き改善され、新しい COPYFROMTRACE[トレースから複写]コマンドと新しい設定コントロールがツールバーに追加されました。

新しいトレース設定

新しいCOPYFROMTRACE[トレースから複写]コマンドを使用すると、トレースから図面にオブジェクトを複写できます。トレースからオブジェクトを複写するには:

  1. トレースが開いている間に TRACEBACK をオンにして、COPYFROMTRACE[トレースから複写]コマンドを開始します。
  2. トレース内のオブジェクトを選択して、[Enter]を押します。

    オブジェクトはトレースに残り、図面の同じ場所に複写されます。

[トレース]ツールバーの[設定]ドロップダウン メニューには、使用可能な新しい設定があります。

[オーバーレイ効果]: トレーシング ペーパー オーバーレイの不透明度をコントロールします。数値が小さいほど、トレーシング ペーパーの透明度が高くなります。[オーバーレイ効果]スライダによって、システム変数 TRACEPAPERCTL が変更されます。

[トレース内のジオメトリ」]:背景のトレースジオメトリのフェード量をコントロールします。TRACEFRONT がオンの場合、図面内のジオメトリに影響します。TRACEBACK がオンの場合、トレース内のジオメトリに影響します。[トレースのジオメトリ]スライダによって、システム変数 TRACEADECTL が変更されます。

[図面の背景]:デジタル マークアップがアクティブな場合、図面上に配置される読み込まれたマークアップの透過性をコントロールします。数値が大きいほど、オーバーレイの透明度が高くなります。[図面の背景]スライダによって、システム変数 MARKUPPAPERTRANSPARENCY が変更されます。

[フェード マークアップ」]:デジタル マークアップがアクティブな場合、フェード表示されたマークアップの透過性をコントロールします。値が小さいほど、マークアップが明瞭に表示されます。[フェード マークアップ]スライダによって、システム変数 TRACEMARKUPFADECTL が変更されます。

注: [図面の背景]および[フェード マークアップ]の設定は、トレースで[マークアップを読み込む]を使用してマークアップ ファイルを図面にオーバーレイした場合にのみ使用できます。

新しいコマンド

COPYFROMTRACE[トレースから複写] - トレースから図面にオブジェクトを複写します。