パーツ カタログの管理手法
マルチユーザ環境でエラーを防止するには、次の手法でパイプ ネットワーク パーツ カタログを管理します。
パーツ カタログの変更が予想される場合、マスター パーツ カタログの変更と管理の責任者(「カタログ マネージャ」)を 1 名指名します。
マスター カタログが変更された場合、カタログ マネージャは更新されたカタログをすべてのユーザまたはオフィスに配布します。
ユーザは、新規または修正したすべてのパーツをカタログ マネージャに送ってマスター カタログに追加してもらいます。チーム全体で、これを実行するための標準プロセスを決定します。たとえば、カタログ マネージャには、カタログ フォルダ全体を送ることもできれば、単一パーツの変更のあったファイル(DWG、XML、および BMP)だけを送ることもできます。
すべてのユーザがローカル コンピュータに各自のパーツを格納している場合、カタログの場所を同じにします(
Autodesk Civil 3D
によって使用される既定の C: ドライブ パスを推奨)。
複数のユーザが同じネットワークに存在する場合、単一のパイプ カタログをネットワーク上の中央の場所に格納します。この場合、ユーザは共有カタログを変更しないように注意することが重要です。他のユーザの作業に干渉する可能性があるからです。代わりに、カタログ マネージャがすべての変更を加えてユーザに通知します。
新規または修正されたパーツが必要な場合、常にパーツ ビルダを使用して編集を行います。.xml ファイルを手動で編集すると望ましくない結果が発生する場合があります。
既定のパーツを修正する場合、元のパーツと明確に区別できるよう新しい名前で保存します。
図面を別のユーザと共有する場合、パイプ ネットワーク カタログを同じ場所(共有ネットワーク ドライブや既定の C: ドライブなど)に設定することで不要なパーツ変更を防止します。2 つの独立したカタログを使用する場合、その内容が同一であることを確認します。
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は、パイプネットワークを作成するときに既定で US インペリアルパイプカタログと US インペリアル構造物カタログを使用します。また、メートル単位の図面を使用する場合、パイプ カタログをメートル単位に変更します。[ホーム]タブ
[設計]パネル
[パイプ ネット ワークカタログを設定]の順にクリックします
。 [パイプ ネットワーク カタログ設定]ダイアログ ボックス内の[パイプ カタログ]フィールドと[構造物カタログ]フィールドで、US メートル法パイプと US メートル法構造物をそれぞれ選択します。
このセクションの内容
パーツと構造物を標準化する
親トピック:
パーツ カタログの機能