この実習では、ラベル スタイルを変更して、ラベルを元の位置からドラッグしたときのラベルの表示を変更します。
すべてのラベル スタイルには 2 つの既定の形式があります。1 つは、通常のレイアウト位置でラベルを最初に作成したときの形式、もう 1 つは通常のレイアウト位置から離れた位置にラベルをドラッグしたときに適用される形式です。ラベル スタイルのドラッグ状態の編集コントロールは、レイアウト状態の場合と基本的に同じです。
この実習は、「実習 3: レイヤを使用してラベルの外観を制御する」から継続しています。
元の位置からラベルをドラッグする
この実習では、前の実習で変更を加えた Labels-5b.dwg を使用します。
ラベルがドラッグ状態になります。ラベル スタイルのドラッグ状態が[ByLayer]に設定されているため、文字と引出線の色は赤になっています。このラベルを引き続き表示して、これから行う形式の変更の効果を確認します。
ドラッグ状態の主測点ラベル 0+040
ラベルのドラッグ状態を変更する
[引出線]カテゴリと[ドラッグされた状態のコンポーネント]カテゴリで、[色]、[線種]および[線の太さ]プロパティが[ByLayer]または[ByBlock]になっていることに注目してください。この設定は、ラベルがドラッグ状態になったときに、ラベルが配置されているレイヤまたはブロックのプロパティをラベルが継承することを示します。
[プレビュー]ペインにラベルのドラッグ状態は表示されません。このため、図面上でドラッグ状態のラベルを確認するために、[ラベル スタイル管理]の位置を変更してください。ラベル プロパティを変更するたびに、[適用]をクリックすると効果を確認できます。
ラベルが元のレイアウト プロパティの設定に戻り、この領域のスタイルに関連する 他のコントロールがすべて無効になります。このタイプのドラッグ状態の形式は簡単に適用できますが、すべてのラベル タイプに適しているわけではありません。特に、引出線の場合、すべてのドラッグ先の位置に良好に適合するとは限りません。
ラベルに複数行の文字がある場合、[スタック文字]に設定すると、すべての文字がコンパクトなブロック内に水平にスタックされます。この操作を確認するために、レイアウト位置から離れた位置に曲線ラベルの 1 つをドラッグします。
変更後のドラッグ状態: 主測点ラベル 0+040
ドラッグ状態のラベルの形式を元のレイアウト形式に戻すには、 グリップをクリックします。
このチュートリアルを続けるには、「実習 5: ラベル スタイルを変更する」に進んでください。