実習 4: 測量データベースを変換する

この実習では、測量データベースのコンテンツを仮の座標から既知の座標に変換します。

このコマンドは、測量データベースの全データを仮の場所から既知の場所に移動する場合に有効です。

この実習は、「実習 3: 最小二乗解析を実行する」から継続しています。

測量データベースのコンテンツを確認する

    注:

    この実習では、前の実習で変更を加えた Survey-3.dwg を使用します。

  1. [ツールスペース][測量]タブで、[測量データベース]Survey 1 [ネットワーク]Survey Network 1 コレクションを展開します。
  2. [設定]コレクションをクリックします。

    リスト ビューで、次の設定の標高値を確認します。

    • 測点ポイント 1後視ポイント 1000: 計器の標高 = 263.650
    • 測点ポイント 2後視ポイント 1: 計器の標高 = 259.960
    • 測点ポイント 3後視ポイント 2: 計器の標高 = 257.438

    この実習では、東座標 5000 および北座標 5000 にある「測点ポイント 1後視ポイント 1000」の標高値が実際の標高より 2.25 大きいと仮定します。

測量データベースを変換する

  1. [ツールスペース][測量]タブで、Survey 1 データベースを選択します。右クリックします。[測量データベースを変換]をクリックします。
  2. [測量データベースを変換]ウィザードの[基点]ページで、次のパラメータを指定します。
    • [東座標]: 5000
    • [北座標]: 5000

    このページでは、測量ネットワークを移動する基点を指定します。

  3. [次へ]をクリックします。

    [回転角度]ページで、測量ネットワークを移動する基点を指定します。この実習では、測量ネットワークの回転は変更しません。

  4. [回転角度]ページで、[回転角度]0 と入力します。
  5. [次へ]をクリックします。

    [変換先ポイント]ページで、測量ネットワークの移動先のポイントを指定します。[東座標][北座標][標高変更]の新しい値を指定できます。この実習では、標高のみを変更します。

  6. [変換先ポイント]ページで、[標高変更]-2.25 と入力します。
  7. [次へ]をクリックします。

    [概要]ページでは、測量ネットワークに適用する前に、変換結果を確認できます。変換を修正する場合は、[戻る]ボタンをクリックして、ウィザードの前のページに戻ります。

  8. [終了]をクリックします。
  9. [ツールスペース][測量]タブで、[設定]コレクションをクリックします。

    リスト ビューで、手順 2 で確認した設定の標高値を改めて確認します。値が 2.25 減少していることに注目してください。

    • 測点ポイント 1後視ポイント 1000: 計器の標高 = 261.400
    • 測点ポイント 2後視ポイント 1: 計器の標高 = 257.710
    • 測点ポイント 3後視ポイント 2: 計器の標高 = 255.188

次のチュートリアルを続けるには、「測量データを手動で作成する」へ進みます。