実習 5: ラインワーク コード セットを設定する

この実習では、フィールド クルーがデータ コレクションに入力したフィールド コードを解釈するためのラインワーク コード セットの設定方法について学習します。

フィールド コード化されたデータを Autodesk Civil 3D に読み込むと、ラインワーク コード セットによって、測量ポイントの注釈に含まれている簡単なフィールド コードの構文が解釈されます。ラインワークは、相似するポイント間で接続されます。ラインワーク コード セットを使用して、フィールド コード化された測量データを読み込むの実習で読み込んだ測量データからラインワークを定義します。

この実習は、「実習 4: 測量スタイルを設定する」から継続しています。

既定のラインワーク コード セットを確認する

1. Windows エクスプローラーで、チュートリアル フォルダに移動します。テキスト エディタを使用して、Survey-1.fbk を開きます。
2. Windows エクスプローラーで、チュートリアル フォルダに移動します。テキスト エディタを使用して、Survey-X.fbk を開きます。
3. テキスト エディタで、Survey-X.fbk に対して、次のコードを含む 34 番目と 35 番目のラインを強調表示します。

   BEGIN TC1
   FC1 VA 105 19.192302 57.714     88.440647 "TC1"
   

4. テキスト エディタで、Survey-1.fbk に対して、次のコードを含む 24 番目のラインを強調表示します。

   FC1 VA 105 19.192302 57.714  88.440647 "TC1 B H0.5 H-0.1 V-0.5"
   

5. [ツールスペース]の[測量]タブで、[ラインワーク コード セット]コレクションを展開します。Sample を右クリックします。[プロパティ]を選択します。

   Sample ラインワーク コード セットのフィールド コードが、[ラインワーク コード セット]ダイアログ ボックスに表示されます。各プロパティには、ユーザ定義のコードが割り当てられています。そのコードをテキスト エディタで選択したラインのコードと比較します。

   選択したラインでは、縁石図形の上部の始点が定義されています。

   • Survey-X.fbk で選択したラインは、フィーチャ コード(BEGIN TC1)、FC1 VA 105 水平角度、勾配距離、天頂角、説明で構成されます。ポイントの注釈には、未処理ポイントの注釈(TC1)および XYZ 座標が含まれています。
   • Survey-1.fbk で選択したラインには、Survey-X.fbk と同じような情報が含まれています。水平および垂直オフセットの値も存在することに注目してください。ファイルの残りの部分を確認すると、Survey-1.fbk は Survey-X.fbk に比べより簡潔で柔軟性に富んでいることが理解できます。

   Survey-1.fbk 内の文字を [ラインワーク コード セット]ダイアログ ボックスの値と比較します。[特殊コード]で、[Begin]、[水平オフセット]および[垂直オフセット]に対して定義されたコードに注目してください。これらの各コードは、現在選択されているラインに表示されます。この測量ポイントは、現在のラインワーク コード セットによって、2 つの水平オフセットおよび 1 つの垂直オフセットを持つ測量 TC1 図形の始点として解釈されます。

6. テキスト エディタと[ラインワーク コード セット]ダイアログ ボックスを閉じます。

チュートリアルを続けるには、「測量データを読み込む」に進んでください。