この実習では、各ジオメトリ ポイントの線形の磁気方位を計算する式を作成します。
式では、ラベル スタイルに追加できるプロパティ([ポイントの標高]、[北座標]、[東座標]など)を使用します。式を使用すると、既存のプロパティを基にしてさまざまな数式を設定できます。たとえば、ポイントの標高から値を引いて、ポイント ラベル内の実際の標高に沿ってその数値を表示できます。
式を作成する
この実習では、前のチュートリアルで変更を加えた Labels-5c.dwg を使用します。また、チュートリアル図面フォルダから Labels-6a.dwg 開いて使用することもできます。
このラベル スタイルは、ジオメトリ ポイント、設計速度、およびジオメトリ ポイントでの実際のコンパス方位を表示します。次の手順では、式を作成して、磁気方位を計算します。「実習 2: 式をラベル スタイルに挿入する」では、この式をジオメトリ ポイント ラベルに追加します。
このプロパティを基にして、磁気方位を計算します。
ボタンをクリックして、pi と入力します。
完成した式は次のようになります。
{Instantaneous Direction}-(15.5*(2*pi/360))
Autodesk Civil 3D 内部では、すべての角度の計算にラジアンの単位が使用されます。そのため、この式には度からラジアンへの変換が含まれています。磁北(-15.5 度)の偏差に使用した値は、1 つの例に過ぎません。正確な計算を行うには、地理的位置と時間経過に伴う段階的変化に基づいて、この値と現在の値を一致させる必要があります。
[ツールスペース]の[設定]タブで、[式]ノードの横に が表示され、新しい式がリスト ビューに表示されます。
このチュートリアルを続けるには、「実習 2: 式をラベル スタイルに挿入する」に進んでください。