成形品を高い硬化温度から室温にまで冷却して金型から取り出すときに、反りを起こすことがよくあります。『ユーザ ガイド』の「モデルの反り」セクションで説明しているように、この問題は繊維充填材料の使用時に悪化します。HIN ファイルで *CURE STRESS キーワードを使用すると、構造解析で熱残留ひずみの効果を考慮し、反りを予測することができます。
*CURE STRESS
Advanced Material Exchange からのエクスポート時に[残留ひずみを出力]チェックボックスをオンにすると、*CURE STRESS キーワードを含む HIN ファイルが自動的に作成されますが、このファイルは手動で作成することもできます。*CURE STRESS キーワードが HIN ファイル内に存在する場合、Advanced Material Exchange は、外部から加わる機械的荷重や熱荷重より先に、Moldflow の解析から得られた残留ひずみを使用して、反りを予測します。これらの残留ひずみを使用する方法の詳細については、『ユーザ ガイド』の「モデルの反り」セクションを参照してください。