HIN ファイル(Helius 入力ファイル)には、解析を調整するための特別なコントロールがあります。HIN ファイルは単純なテキスト ファイルで、解析中に構造入力ファイルと .sif ファイルを補足するキーワードが含まれています。
正しい使用方法として、まず HIN ファイルに jobname.hin という名前を付けます。jobname は構造入力ファイルの名前です。HIN ファイルは、入力ファイルおよび構造インタフェース ファイル(.sif)と同じフォルダに存在する必要があります。たとえば、example-model.inp という入力ファイルを実行しているときに、example-model.hin が同じフォルダに存在している場合、Helius PFA ソルバーはこのファイルを HIN ファイルとして読み取ることを試みます。HIN ファイル内の現在の機能は次のとおりです。
HIN ファイルに含まれている情報はどれも、入力ファイル、.sif ファイル、または .sdy ファイルに格納されている情報よりも優先されます。たとえば、ユーザ指定の強度低減係数が、.sif ファイルで 0.9 という値で使用されていても、HIN ファイルで
*WELD SURFACE STRENGTH, METHOD=CONSTANT
0.8
となっていれば、0.8 という定数値が解析中に使用されます。
HIN ファイルで使用できるキーワードの多くでは、最初に *MATERIAL キーワードを定義する必要があります。
*MATERIAL, ID=MaterialID
ここで、MaterialID は、入力ファイルで定義されたユーザ材料の ID です。このキーワードは、どの材料を後続のキーワードにも適用するのかを Helius PFA ソルバーに指示します。
*MATERIAL, ID=MaterialID
ここで、MaterialID は、入力ファイルで定義された MATXM ユーザ材料の ID です。このキーワードは、どの材料を後続のキーワードにも適用するのかを Helius PFA ソルバーに指示します。