ワイヤとケーブルの配線/配線解除の概要

ワイヤまたはケーブルを配線するには、アクティブなハーネス内のセグメントを選択し、未配線のワイヤ(ケーブル ワイヤも含む)を手動、半自動、または全自動の方法を使用して配置します。手動ルートを使用すると、続けて別のセグメントに配線することができます。配線解除すると、すべてのセグメントまたは選択したセグメントからワイヤが除外されます。

既定では、配線時および配線解除時に、ワイヤの長さ、ケーブルの長さ、セグメントの直径が自動的に計算されます。ハーネス設定で更新を保留するように設定されている場合は、[更新]をクリックすると、直径が計算されます。

配線時および配線解除時のケーブルとワイヤの違い

無効なワイヤを配線および配線解除すると、各ワイヤが独立し、別々のパスでアセンブリを通ることができます。ケーブルを配線および配線解除する際は、そのケーブルを構成するすべてのケーブル ワイヤも同じパスを通る必要があります。1 本のケーブル ワイヤを選択すると、そのケーブルに関連付けられているすべてのケーブル ワイヤが、同時に配線および配線解除されます。1 本のケーブル ワイヤの配線または配線解除に変更を加えると、関連付けられているすべてのケーブル ワイヤも変更されます。

可能な配線のタイプ

ケーブル&ハーネスで可能な配線のタイプは、次の 3 つです。

自動コマンドと半自動コマンドのルートを決定する要因

自動ルートの場合、システムは、ワイヤやケーブルの各端点に最も近いハーネス セグメント端点をチェックします。セグメントの端が確認されると、見つかったすべてのセグメントが調査され、最短のパスが検索されます。最短のパスが見つかると、ワイヤやケーブルが配線されます。

見つかったハーネス セグメント終点が互いに 0.005 メートル以内の位置にある場合、これらの終点の距離は同じであるとみなされます。確認されたセグメントの始点と終点の間が接続されていない場合、配線は失敗します。この場合は、ワイヤやケーブルを手動で配線します。

可能な配線解除のタイプ

[ルート解除]ダイアログ ボックスのコマンドを組み合わせて使用することにより、さまざまな方法でワイヤ(ケーブル ワイヤも含む)の配線を解除することができます。次の方法を使用して、配線を解除できます。

ワイヤからサイズを計算するように設定されているセグメントから、最後のワイヤを配線解除すると、セグメントの直径は、その最後のワイヤが通っていたときの直径のままになります。また、一度にすべてのワイヤを配線解除した場合も、セグメントのサイズは変更されません。

配線時および配線解除時のワイヤ点の処理方法

次の場合に、すべてのワイヤまたはケーブル ワイヤの作業点が削除されます。

ワイヤまたはケーブル ワイヤを、選択したセグメントにのみ配線したり、選択したセグメントからのみ配線解除した場合、作業点はそのまま残ります。