ケーブル オカレンスを作成するには、ライブラリ ケーブルを選択し、アセンブリ内でケーブル ワイヤを接続するピンを指定します。ケーブルは、ケーブルに含まれるワイヤの集合として、グラフィックス ウィンドウに表示されます。ケーブル ワイヤは、ピンを選択して手動で配置することも、ワイヤ リストをインポートして自動的に配置することもできます。
アセンブリにケーブルを配置した後は、ケーブルを移動、削除、配線することができます。ケーブル ワイヤの形状をコントロールするには、ワイヤの作業点を追加して調整します。ケーブルに含まれているワイヤは、接続したり切断することができます。各ケーブル ワイヤの接続状態は、追跡しやすいように、視覚的に表示されます。ケーブル オカレンスと各ケーブル ワイヤに、カスタム プロパティを追加することもできます。
ケーブルは、選択した表示設定に従って、レンダリング表示または中心線表示で作成されます。
ケーブルは、レンダリングか中心線のいずれかで表示できます。パフォーマンスを最大にするためには、ケーブルを作成したり編集するときに、中心線表示モードを使用します。
セグメントやワイヤと同様に、選択したハーネス アセンブリ内の個々のケーブルまたはすべてのケーブルに対して、表示オプションを設定できます。ケーブル内の個々のワイヤの表示設定を変更することもできます。
表示設定は、右クリック メニュー、[ケーブル プロパティ]ダイアログ ボックス、またはリボンの[表示設定]の 3 つの方法で変更できます。現在の表示状態は、常にオカレンス レベルの表示設定によってオーバーライドされます。
ワイヤおよびケーブル ワイヤと関連するピンの間の自然な湾曲を、[ワイヤおよびケーブル]タブの[ハーネス設定]で設定することもできます。[自然な湾曲を適用しない]は、関連付けられたコネクタに割り当てられた外方向に接しないワイヤとケーブルを作成します。接線対応なしに作成されたワイヤとケーブルは、2 点間の直線として表示されます。[自然な湾曲を適用]は、関連付けられたコネクタに割り当てられた外方向に接するワイヤとケーブルを作成します。接線付きで作成されたワイヤとケーブルは、ワイヤとケーブルがコネクタ ピンに接近するときにカーブし、より自然に近い形状で表示されます。自然曲率を考慮すると、リボン ケーブルの長さがよりリアリスティックになります。
ケーブルには、ケーブルを作成するときに、ケーブル ID を割り当てます。既定では、最初のケーブルには[ケーブル1]という名前が付きます。[ケーブル 1]の 1 の部分は、ケーブルを作成するたびに 1 ずつ増加する番号です。既定の名前を適用するか、ハーネス アセンブリ内で一意の名前に変更することができます。
ケーブル ワイヤには、ケーブル ワイヤを接続するときに、自動的にワイヤ ID が割り当てられます。既定では、ワイヤ ID は、ケーブル ID にコンダクタ ID を付加した名前になります。たとえば、最初のケーブルの最初のケーブル ワイヤは、[ケーブル1:1]となります。
ブラウザでは、ケーブル ワイヤの名前は、ワイヤ ID と丸括弧で囲んだコンダクタ ID の組み合わせになります。たとえば、「ケーブル1:1」のワイヤ ID を持つケーブル ワイヤは、[ケーブル 1:C1(C1)]とブラウザで表示されます。予備のワイヤは、ワイヤ ID が割り当てられていないので、初期設定では(Cx)と表示されます。ケーブル ワイヤ名を変更するには、[ケーブル ワイヤ プロパティ]ダイアログ ボックスの[ワイヤ ID]で修正します。
ワイヤとは異なり、ハーネス アセンブリ内に作成する最初のケーブルとなる既定のケーブルはありません。ケーブルの作成を開始するには、ライブラリからケーブルを選択する必要があります。ケーブルを選択すると、前回選択したケーブルが、次回挿入するケーブルの既定として使用されます。