大規模アセンブリのモデリングに関連する、プロジェクトの計画、フォルダ構造、およびプロジェクトのファイルとライブラリについて学習します。
すべてのドキュメントが同じフォルダに収められている平坦なフォルダ構造は、ソフトウェアで最も簡単に扱いやすく、「狭くて深い」構造とも表現されます。しかし、扱うパーツの数が数百から数千にも及ぶ場合には、こうしたフォルダ構造は実用的ではありません。それと同時に、フォルダ構造の「幅」、つまり、サブフォルダの数や、サブフォルダ内のサブフォルダの数を、最小限に抑える必要があります。
さまざまなプロジェクトで多くの設計者が共有するコンポーネントは、共有のネットワーク フォルダを作成してそこに保存します。個々のコンポーネントについて、概要プロパティとプロジェクト プロパティを割り当てます。一意のテンプレートを作成し、これを使用して特定のプロジェクトやサブアセンブリのコンポーネントを作成します。テンプレートの共通のプロパティを事前に定義しておくと、このテンプレートから作成したすべてのコンポーネントに定義したプロパティが継承されます。Autodesk Inventor の内部と外部の両方のコンポーネント ファイルの属性を検索して、必要なファイルを探します。再利用の可能性が高い属性の検索には、名前を付けて保存します。
詳細については、「ファイル内のオブジェクトを検索するには」を参照してください。
作業グループまたはライブラリの場所として、別の定義済みの場所のサブフォルダを指定すると、そのパスが赤でハイライト表示されます。この場合でも、プロジェクト ファイルの保存は可能です。これは、最も効率的なファイル構造が生成されないことを示す警告です。
常に相対パスを有効に保ちます。ここでの相対とは、
プロジェクト ファイルを基準とする相対位置という意味です。
詳細については、「プロジェクトの概要」を参照してください。
Inventor のコンテンツ センター データベースは 750,000 個以上のパーツを備えており、18 種類の国際規格をカバーしています。設計要件を考慮しながら、必要なライブラリのみをロードすることで、コンテンツ センターをロードしてそこから配置するまでの速度が向上します。
ライブラリ コンテンツのごく一部しか使用しない場合は、必要なファミリをカスタムのライブラリにコピーしてプロジェクト設定の中でのみロードすることを検討してください。
詳細は、「コンテンツ センター」を参照してください。