ハーネス セグメントは、ハーネス アセンブリ内を通すことが可能なワイヤやケーブル ワイヤの経路(パス)を表します。セグメントは、事実上、ワイヤとケーブルの束を表します。グラフィックス ウィンドウでマウスをクリックするたびに、セグメントの作業点が作成されます。作業点は、セグメントを希望の位置に配置したり、希望の形状にするために使用されます。
セグメントは、既定の直径を使用して作成され、選択した面から指定した距離だけオフセットされます。セグメントを作成しながら、オフセットを調整することができます。
セグメント分岐を作成するには、既存のセグメントをクリックします。
セグメントは、可能な限り適切な結果に近づけて定義して、後で調整します。または、セグメント パスのプランニング時に設定した作業フィーチャを使用して作成します。
接続済みワイヤの有無に関係なく、セグメントを配置することができます。セグメントは、アセンブリとの関連でワイヤ束用の禁止領域を定義します。
セグメントを作成するには、少なくとも始点と終点の 2 点を指定します。設計中に、セグメントの中で、アセンブリ内での変更に対応したり、既存のアセンブリ ジオメトリの周囲を通るまたはその中を貫通するセグメントの方向をコントロールすることが非常に重要である部分に追加のセグメント作業点を追加することができます。作業点を増やすとパフォーマンスに影響を与えるので、作業点はできるだけ少なくします。
セグメントの作業点をより正確に配置するには、セグメントを挿入する前に、主要位置に作業フィーチャを定義します。タイダウン、クリップなどのジオメトリを通してセグメントを配置する場合には、作業点、作業軸などの作業フィーチャが特に役立ちます。作業フィーチャに関連付けられているセグメントの作業点は、モデルが変更されると更新されます。作業フィーチャは、コネクタに対してより正確なアプローチを作成したり、ジオメトリを迂回または経由してセグメントを配置する場合にも役立ちます。
入念に設計したセグメントの形状を維持するために、削除するセグメントの点を、そのセグメントを通るワイヤまたはケーブル ワイヤ上に残すように設定することもできます。
アセンブリに複数のセグメントが存在する場合、ワイヤの接続点を基準としてセグメントの始点と終点を配置することは重要なポイントの 1 つです。ワイヤを自動的に配線する場合は、ワイヤの各端点に最も近いハーネス セグメントの端点がチェックされ、確認された連続するセグメントを通る最短のパスが検索されます。したがって、可能な限り、どのセグメントがワイヤの接続点に最も近いかの判断に混乱が生じないようにハーネス セグメントを配置します。
セグメントの作業点を作成する際に指定した点によって、関連付けられたジオメトリまたはポジション リプレゼンテーションを変更したときに、セグメントの作業点が更新されるかどうかが決まります。面の任意の点を指定して作成したセグメント作業点は、変更に応じて更新されません。次のジオメトリに基づいて作成したセグメント作業点は、ジオメトリの変更に応じて更新されます。
定義したセグメントのパスは、さまざまな方法で修正することができます。このツールを使用すると、次のことができます。