SQL Express サーバに保存されたライブラリを管理するには

Microsoft SQL Express がインストールされたサーバ上でライブラリを保存するとき、各ライブラリのサイズ制限は 4 GB です。ライブラリの制限を超える操作は完了できません。大きなライブラリを分割して、ライブラリを許容できるサイズに維持します。

ヒント: ライブラリのサイズ制限の問題を回避するには、フル バージョンの Microsoft SQL にサーバをアップグレードします。

大きなユーザ ライブラリを分割する

ライブラリのサイズを小さくするには、コンテンツの一部を新しいライブラリに移動します。

  1. ユーザ ライブラリを作成します。
  2. プロジェクトで、新しいライブラリをコンテンツ センターの設定に追加します。
    注: この手順を完了するには、ライブラリ サーバにログインする必要があります。
  3. コンテンツの一部を新しいライブラリに移動します。
    • リボンで、[管理]タブ [コンテンツ センター]パネル [エディタ]の順にクリックして、[コンテンツ センター エディタ]ダイアログ ボックスを開きます。
    • [ライブラリ ビュー]の一覧で、大きなライブラリを選択します。
    • 移動するコンテンツを探して選択します。
      注: 複数のファミリまたはカテゴリは、1 回のプロセスで移動できます。
    • 選択したコンテンツを右クリックして、[移動先]をクリックし、新しいライブラリをクリックして移動先として選択します。

      選択したコンテンツは元のライブラリから削除され、新しいユーザ ライブラリに追加されます。

  4. 更新ツールを使用して、転送されたコンテンツを更新します。

SQL Express サーバに保存された大きなユーザ ライブラリをマイグレーションする

更新ツールを使用してユーザ ライブラリをマイグレーションすると、ライブラリのサイズが大きくなる場合があります。その結果、ライブラリが SQL Express の制限を超える可能性があります。ライブラリが制限を超えると、更新ツールによってこのライブラリのマイグレーションが中止されます。最後の[更新ツール]ページの[エラー]タブに、問題が一覧表示されます。部分的にマイグレーションされたライブラリはステータスが不明であるため、このライブラリを使用することはお勧めしません。

ライブラリ サイズの問題を解決するには、次の手順を実行します。

  1. 現在のユーザ ライブラリを元のマイグレーションされていないバージョンのライブラリで置き換えます。
    ヒント: バックアップされたバージョンのライブラリがない場合は、部分的にマイグレーションされたライブラリを使用して試すことができます。ただし、ライブラリには壊れたデータが含まれている可能性があります。
  2. 転送ガイドを使用して、サーバからデスクトップ コンテンツ フォルダに旧ライブラリを転送します。
  3. デスクトップ コンテンツを使用するように[アプリケーション オプション]を設定します。
    • [ファイル] [オプション]をクリックして、[アプリケーション オプション]ダイアログ ボックスを開きます。
    • [コンテンツ センター]タブで、[Inventor デスクトップ コンテンツ]を選択します。
    • [OK]をクリックして、[アプリケーション オプション]ダイアログ ボックスを閉じます。
  4. 更新ツールを使用して、転送されたライブラリをマイグレーションします。
  5. マイグレーションされたライブラリを 2 つのライブラリに分割します。デスクトップ コンテンツ ユーザ ライブラリを作成し、コンテンツの一部をこのライブラリに移動します。
  6. ライブラリ転送ガイドを使用して、両方のライブラリをサーバに転送します。
  7. サーバをライブラリ格納場所として使用するように[アプリケーション オプション]を設定します。[アプリケーション オプション]ダイアログ ボックスの[コンテンツ センター]タブで、[Autodesk Vault Server]を選択します。
  8. サーバおよびプロジェクトで、コンテンツ センター ライブラリの設定を確認します。必要に応じて、新しいユーザ ライブラリを設定に追加します。