コンテンツ センターのパブリッシュを使用して、コンテンツ センターユーザ ライブラリにカスタム パーツまたはフィーチャを追加します。一部のカテゴリは、パブリッシュする前にコンポーネントをオーサリングする必要があります。オーサリングでは、AutoDrop およびコンポーネント ジェネレータで使用される iMate とプロパティを定義します。
ライブラリへのパブリッシュに関するヒント:
- [フィーチャをパブリッシュ]コマンドを使用して、パブリッシュする押し出し、回転、スイープ、穴の各フィーチャのフィーチャ パラメータとプロパティを選択します。
- 複数のパブリッシュ定義を作成し、それらを一度にパブリッシュするには、[バッチ パブリッシュ]を使用します。
- コンテンツ センターでは、セル値がパーツ ドキュメント内のパラメータを参照するテーブルを含み、列として表示されない iPart はサポートされません。セルには、テーブルのその他の列をオペランドとして含む式のみを格納できます。
コンテンツ センター ライブラリへのパブリッシュのワークフロー
- 次の項目を確認します。
- Vault サーバにライブラリを保存する場合、Autodesk Data Management Server にログインして、編集の権限を取得します。
- 現在のコンテンツ センター ライブラリの設定プロジェクトに読み取り/書き込み可能ライブラリが必要です。読み取り/書き込み可能ライブラリにのみパブリッシュできます。
- パブリッシュするパーツまたはフィーチャを選択します。Autodesk Inventor で開いているパーツをパブリッシュする場合は、パブリッシュを実行する前に、そのパーツが保存されていることを確認してください。
- パブリッシュするパーツまたはフィーチャを選択し、必要に応じて[パーツをパブリッシュ]または[フィーチャをパブリッシュ]コマンドを使用します。
フィーチャをパブリッシュするには、開いたパーツ ファイルのパーツ フィーチャを選択し、パラメータとプロパティを指定してから先に進みます。
- [パブリッシュ]ダイアログ ボックスで、新しいファミリのパブリッシュ先となるカテゴリを選択します。
注: そのカテゴリで作成されていないパーツはパブリッシュできません。コンテンツ センターの一部のカテゴリには、オーサリング済みのパーツ テンプレートが必要です。これらは、必須のカテゴリ パラメータ マッピング、特殊なジオメトリの作業平面、iMate、作業点など、追加情報が必要なカテゴリ内のパーツです。この情報は、チューブ&パイプ、機能設計、および AutoDrop など他のアプリケーションのニーズを満たす必要があります。オーサリング済みパーツの詳細については、「
オーサリング済みパーツ」を参照してください。
特殊なオーサリング情報が必要なカテゴリは、[カテゴリ選択]ダイアログ ボックスでは無効になっています。パブリッシュ用に選択したパーツ テンプレートがオーサリング済みテンプレートの場合は、テンプレートがオーサリング済みのカテゴリは有効で、あらかじめ選択された状態になっています。
- マッピングが必要なカテゴリ パラメータにファミリ列をマッピングします。
- ファミリ メンバを一意に識別するキー列を定義します。これらは、[ファミリ]ダイアログ ボックスの[選択]タブでメンバを選択するときに表示されます。キー列を少なくとも 1 つ定義します。
- ファミリ プロパティのファミリ名、規格と規格改訂に関する情報を定義します。オプションで、ファミリのサムネイル画像を指定します。
[パーツのみ]: [バッチ パブリッシュ]コマンドは、1 つのセッションで、1 つまたは複数の開かれていないパーツをパブリッシュできます。パブリッシュする各パーツについて、[バッチ パブリッシュ]ダイアログ ボックスの[新規タスク]をクリックします。
iPart とコントロール対象の作業フィーチャのパブリッシュ
作業フィーチャの表示設定をコントロールする iPart 列は、iPart のパブリシュ処理の間に認識されます。コンテンツ センターによって、適切な作業フィーチャへのマッピングを自動的に作成します。iPart テーブルの[包含]値は、ファミリ テーブルの作業フィーチャ列で True に変換されます。[除外]値は、False に変換されます。True 値のファミリ メンバでは、アセンブリでのインスタンス化で、対応する作業フィーチャが表示されます。False 値のファミリ メンバでは、アセンブリでのインスタンス化で、対応する作業フィーチャが非表示になります。
注: カスタム ブーリアン列によって iPart の表示設定が制御される場合、[表示設定]列はカスタム ブーリアン列としてパブリッシュされます。ブール値の「含める」および「除外」は 1 および 0 に変換されます。
フィーチャが省略された iPart をパブリッシュする
iPart カスタム ブーリアン キー 列(フィーチャの省略を制御する列など)は、コンテンツ センターでカスタム ブーリアン列としてパブリッシュされます。コンテンツ センターからパブリッシュされた iPart を配置すると、iPart カスタム ブーリアン列は[ファミリ]ダイアログ ボックスでリスト ボックスとして表示されます。配置したファミリ メンバのブール値は変更することができます。たとえば、選択したファミリ メンバのフィーチャに対して「計算」または「省略」の値を設定できます。
注: コンテンツ センターのブーリアン列には、0 および 1 または真(False)および偽(True)の値のみを格納できます。iPart をパブリッシュする際に、「計算」および「省略」の値は、カスタム列の場合は 0 および 1 に変換され、標準の列の場合は偽(False)および真(True)に変換されます。 「含める」および「除外」は、カスタム列の場合は 1 および 0 に変換され、標準の列の場合は真(True)および偽(False)に変換されます。
iPart においてカスタムではない iPart ブーリアン列は、コンテンツ センターのファミリ テーブルで標準のブーリアン列としてパブリッシュされます。ブーリアン列がキー列である場合、その列は[ファミリ]ダイアログ ボックスに表示されます。ただし、ファミリ メンバのブール値は、パーツを配置する際に変更することができません。パーツを配置する際にブール値を変更できるようにするには、ブーリアン列をファミリ テーブルでカスタム列として手動設定する必要があります。
ヒント: カスタム列としてフィーチャの表示設定や省略を制御するブーリアン列を設定します。ブーリアン列がカスタムである場合は、ファミリ メンバを配置する前に、[ファミリ]ダイアログ ボックスでブール値を変更することができます。ファミリ テーブルのブール値が既定値になります。