このタブは、[デザイン]タブを拡張したものです。[設計]タブの選択内容に基づいてボルト締結のデータを計算できます。
注: 疲労計算の求解が無効になっているときは、[疲労計算]タブが使用不可になります。[計算]タブの右上隅にある[疲労計算を有効化/無効化]コマンドをクリックします。
[計算のパラメータ]
この領域には、ボルトの力と応力およびナットのねじの圧力が計算され、表示されます。
- [ダイナミック ストローク係数]
- ストロークがジョイントに作用する場合、[ダイナミック ストローク係数]を計算に含める必要があります。この場合は、[ダイナミック ストローク係数]を使用します。編集フィールドの横に配置されているボタンを使用すると[ダイナミック ストローク係数の推奨値]ダイアログ ボックスが開き、ここで係数の値を選択できます。
- [多数のたわみのあるジョイントの寿命]
- 事前に設定された値から 1 つを選択します。
- [必要な安全度]
- 疲れ荷重を受けるボルト締結の必要安全度は、疲労強度とボルト締結の計算応力の比率です。これはダイアログ ボックスで選択できます。このダイアログ ボックスを表示するには、編集フィールドの横のボタンをクリックします。
- [強度比]
- 使用される計算については、『エンジニア ハンドブック』の「ボルト締結耐久限度の決定」の章を参照してください。
[疲労強度の計算方法]
ドロップダウンを使用して、ボルト締結の疲労強度を求めるための疲れ曲線を定義する方法を選択します。使用する疲れ曲線はこの領域に表示されます。
- [ヘーグ図の狭窄係数]
- ジョイント材料ごとに異なる引張りと曲げに対する推奨値 Ψ <0.15 から 0.3> です。
[耐久限度計算パラメータ]
- [材料の基本耐久限度]
- 選択した材料によるテスト棒の基本耐久限度です。この計算値は自動的に挿入されます。値を手動で変更するには、このチェック ボックスをオフにします。
- [応力集中の係数の修正]
- 応力集中係数の修正値は、k
e
= 1/K の公式から求められます。疲労強度減少係数 K は、ボルト締結の種類、形状、設計、ボルト締結の質、およびボルト締結の荷重によって異なります。
- [その他の影響の係数]
- ボルト接続の疲労強度を減少または増加させうるその他すべての影響(腐食の影響など)は、この係数に含まれます。
[結果]
[計算]および[デザイン]タブの右側に[結果]領域を表示するには、右側の二重線をダブルクリックするか山形のマークをクリックします。
ボルトの力と応力およびナットのねじの圧力を計算して表示します。[計算]をクリックすると、値が表示されます。
注: ボルト締結の適正寸法はいずれも、[結果]領域に表示される該当の結果を計算して求められます。
ボルト締結の計算式については、『エンジニア ハンドブック』を参照してください
.
[結果]ペインに次の出力パラメータが表示されます。
- 修正耐久限度(σ
e
)
- 仮想平均応力(S
e
/ Ψ) (σ
F
)
- ジョイントの平均疲労強度(σ
M
)
- ジョイント疲労とジョイント応力の振幅(σ
A
)
- ジョイントの平均サイクル強度(σ
m
)
- 交番応力の振幅(σ
a
)
- 算出した安全等級(n
c
)
メッセージの概要
計算に関するレポートが表示されます。[計算]および[設計]タブの下部に[メッセージの要約]領域を開くには、タブの下部にある二重線をダブルクリックするか、タブの下部にある山形のマークをクリックします。メッセージ領域には、すべての計算(状態および疲れ)の要約が表示されます。
ツールバー コマンド