図面注記の機能強化

この Inventor リリースでは、図面注記の機能強化が多数行われています。

[溶接注記]

[溶接記号]ダイアログでは、[識別線]コントロールと[スペーサ]コントロールが常に表示され、適切な溶接仕様で有効になります。

詳細は、「図面の溶接注記」および「[図面の溶接記号]のリファレンス」を参照してください。

[溶接記号スタイルおよび規格エディタ]ダイアログボックスに新しい[現場溶接の方向]オプションが追加され、現場溶接の方向を設定できるようになりました。 [右固定]オプションは JIS 規格の既定として設定され、旧リリースと同じ機能を提供します。[自動]オプションは、その他の規格の既定として設定されています。

詳細については、「[スタイルおよび規格エディタ]: [溶接記号スタイル]のリファレンス」を参照してください。

エッジ溶接記号で、利用可能な最新の ISO 2553-2019 規格が使用されるようになりました。この記号はスタイル エディタに追加され、ISO、DIN、ANSI、BSI、GB、JIS、および GOST (溶接のみ)の各規格に対して既定で有効になっています。

EN ISO 2553:2017 に基づいたステイク溶接が追加されました。この記号はスタイル エディタに追加され、ISO、BSI、DIN、および GOST (溶接のみ)の各規格に対して既定で有効になっています。また、次の規格でも使用できますが、既定では有効になっていません: ANSI、JIS、GB、GOST (図面のみ)。

簡易突合せ溶接およびエッジ溶接記号で、利用可能な最新の ISO 2553-2019 規格が使用されるようになりました。この記号はスタイル エディタに追加され、ISO、BSI、DIN、および GOST (溶接のみ)の各規格に対して既定で有効になっています。また、ANSI、JIS、GB の各規格でも使用できますが、既定では有効になっていません。

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表面仕上げコレクション記号を更新

表面仕上げコレクション記号は、最新の EN ISO 1302:2002 規格に基づいて更新されています。

また、ブラケットの外側に面の指示記号を持つコレクション記号を定義し、シート上のすべての面の指示記号の参照タイプを含めることができるようになりました。

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詳細は、「面の指示記号を追加する」を参照してください。

親アセンブリの iProperty を引出線注記に挿入する

3D および 2D の引出線注記に、標準 iProperty、カスタム iProperty、およびアタッチされたパーツの親に属するインスタンス プロパティを含めることができるようになりました。これまでは、アタッチされたパーツのプロパティのみを引出線注記で使用できました。

また、引出線注記では、アタッチされたコンポーネントとその親のインスタンス プロパティを組み合わせて、一意のタグなどのオカレンス固有の情報を表示できます。

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パーツ一覧のバルーンの正確な表現

以前は、バルーンが破断図で非表示になっているかどうかを確認するのが困難でした。図面内で注釈が付けられ、表示状態のバルーンがパーツ一覧に表示されるようになりました。

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[幾何公差記号]の機能強化

幾何公差記号に「全体」記号を追加できるようになりました。[幾何公差記号]ダイアログの[プロファイル]ドロップダウン メニューの新しい[全体]オプションを使用します。

また、[幾何公差記号]ダイアログに ISO 5458 規格と ISO 5459 規格に基づいた接頭辞、接尾辞、補助フィーチャ インジケータを入力することもできます。まず、[スタイルおよび規格エディタ]ダイアログに追加された新しいチェック ボックスを使用して、オプションを有効にします。 セルに入力すると、セルが有効になることに注意してください。

この機能強化は、ISO および ISO ベースの規格に対して追加され、既定で有効になっています。ANSI や ASME など、その他の規格の場合、スタイル エディタでは既定で無効になっています。

ISO 5458、ISO 14405-1:2016、および ISO 1101 の各規格に準拠するために、[幾何公差記号スタイル]ダイアログに識別子が追加されました。

詳細については、「[スタイルおよび規格エディタ]: [幾何公差記号スタイル]のリファレンス」を参照してください。

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