基本フォーム ランチャー (参照)コントロールは、[参照]ボタンと[投影]ボタンの 2 つのボタンを生成します。[参照]ボタンを押した場合、現在のレコードに対するフィルタ セットと一緒に関連するテーブルのフォームが開きます。
[参照]と[投影]には違いがあり、[参照]ボタンでは現在のレコードの関連フィーチャが表示されます。[投影]ボタンでは、現在のフィルタにあるすべてのレコードの関連フィーチャが表示されます。
フォームを初めて開くと、AutoCAD Map 3D ツールセット で、TB_RELATIONS のエントリに従って基本フォーム ランチャーが作成されます。ほとんどの基本フォーム ランチャーはこのタイプです。ただし、特殊なケースではユーザ独自のリファレンスを作成できます。
プロパティ |
説明 |
システム カテゴリ |
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ClassName |
リファレンス |
Name |
名前、既定値 = $REFERENCE1 |
特定のカテゴリ |
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Detail |
Detail プロパティは、[リファレンス オプション]ダイアログ ボックスで編集できます。プロパティ行をクリックし、 |
DetailIndustryModel |
他のインダストリ モデルに属する詳細またはフォームを表示します。 |
DetailAttributeName |
Child_column_name。例、FID_PARENT。 |
DetailFilter |
既定のフィルタ = 空 = すべての関連レコード。このフィルタに追加のフィルタを定義できます。 |
DetailTable |
Child_table_name。例、POINT_TEXT。 |
MasterAttributeName |
Parent_column_name。 例、FID。 注: 現在のフォームは parent_table です。 |
ProjectionButton |
真 = 投影ボタンが作成されます。これが、既定です。 |
ReferenceButton |
真 = 参照ボタンが作成されます。これが、既定です。 |
DetailFilter の場合、表示する関連レコードを定義できます。たとえば、フィーチャ クラス フォーム水道管で、次のように特定のタイプ(TYPE)のすべての関連ポイントを表示するリファレンス ボタンを作成できます。
また、次に示すように WHERE の一部である SQL 式を使用できます。
TYPE = 'Fireplug' or TYPE = 'any' OR
TYPE = 'Fireplug' and TYPE in (select ty from tytable where v1='any'
DetailIndustryModel の場合、別の インダストリ モデル のテーブルに属しているフォームを開くことができます。ドロップダウン リストから選択するには、このインダストリ モデルを開く必要があります。たとえば、2つのインダストリ モデルを含む プロジェクト を開いている場合に、水道フォームで不動産データを表示したい場合があります。この場合、水道フォームで DetailIndustryModel に不動産を選択する必要があります。
詳細インダストリ モデルが存在しないか、ユーザの現在のプロジェクトで開かれていない場合があります。これは、フォーム デザイナーでインダストリ モデル名(テンプレート)が選択されているが、ユーザが別の名前でインダストリ モデルをチェックインしている場合に発生することがあります(テンプレート real_estate をインダストリ モデル my_real_estate としてチェックインしたなど)。この場合、AutoCAD Map 3D ツールセット ではこのフォームの開かれているすべてのインダストリ モデルが検索されます。
フォーム デザイナーでは、DetailIndustryModel プロパティを使用してリスト ボックスのインダストリ モデルのフォームが選択されます。このプロパティは、複数のインダストリ モデルで同じテーブル名(TB_* テーブルなど)が使用されている場合にも役立ちますが、これは非常にまれです。通常、すべての インダストリ モデル アプリケーションでは、テーブル名を区別するために接頭辞が使用されます(W = 水道、RE = 不動産など)。このため、詳細インダストリ モデル名が正しくないときに間違ったテーブルが開かれる問題は発生しません。
DetailIndustryModel プロパティを指定しない場合、システムは現在のデータベースを検索し、DetailIndustryModel を指定した場合、意味のない名前を指定した場合でもすべてのオープン データベースを検索します。