ポリゴンを分割するには、AutoCAD の TRIM[トリム]コマンドと BREAK[部分削除]コマンドを使用できますが、これらのコマンドよりも SPLIT[分割]コマンドの方が多くの利点があります。分割では、常に有効なフィーチャが生成され、属性を自動的に処理するための専用のロジックを使用することもできます。
[SPLIT]コマンドでは、空間フィーチャを分割および結合するときに、プロパティの割り当て規則を設定できます。これらの規則には、式を使用できます。
たとえば、区画を分割する場合、結果として得られる区画の地価が定義した計算式に基づくようにすることができます。また、自動計算も使用できます。たとえば、結合したすべてのフィーチャの平均値を、結果として得られるフィーチャに割り当てることができます。またフィーチャの値を、分割したすべてのフィーチャに均等に割り算できます。
この演習では、「演習 1: 分割/結合の規則を定義する」で作成、変更したマップを使用します。
分割/結合の規則を作成するには
分割または結合の操作後のプロパティ割り当て規則を設定します。
Parcels フィーチャの各プロパティは、左側の[フィーチャ プロパティ]領域に表示されます。Geom と FeatID の2つのプロパティについては、データ ストアによって生成されるため、規則を設定することはできません。プロパティを選択すると、データ ストアで使用される規則を確認して作成することができます。
この区画を分割する場合は、新規作成する区画ごとに住所番号を指定する必要があります。
複数の区画を1つに結合する場合は、結合で選択した最初の区画の住所番号を新しい区画に使用します。
[プロパティ]: | [分割規則] | [結合の規則] |
---|---|---|
ACRES | [AREA2D(ジオメトリに)基づいて均等] | [合計] |
APN | [コピー] | [最初に選択] |
AREA | [AREA2D(ジオメトリに)基づいて均等] | [合計] |
IMP_VALUE | [AREA2D(ジオメトリに)基づいて均等] | [合計] |
LAND_VALUE | [AREA2D(ジオメトリに)基づいて均等] | [合計] |
NET_VALUE | [AREA2D(ジオメトリに)基づいて均等] | [合計] |
PRIMARY_INDEX | [空] | [最初に選択] |
STNAME | [コピー] | [最初に選択] |
分割/結合の規則のオプションのすべての説明については、概要 - 分割/結合の規則に式を使用する を参照してください。
このチュートリアルを続けるには、「演習 2: 分割する区画を検索する」へ進みます。