異なる座標系を使用している場合でも、1つの図面から同じ地理空間領域にある別の図面にオブジェクトをクエリーすることができます。クエリーされたオブジェクトは、割り当てられている座標系に自動的に変換されます。図面が既知の座標系を使用していない場合は、手動でオブジェクトをマップに位置合わせします。
この演習では、既知の座標系を使用するマップに図面オブジェクトを追加することによって、図面オブジェクトを地理参照します。
実際には、そのようなマップはその地域の郡または市町村から取得できます。たとえば、都市の区画の図面の場合は、その都市のデジタル版の査定人マップを取得します。その地図の作成に使用された座標系を確認してください。このマップを「ターゲット マップ」と言います。この例では、区画情報を含む SDF データ ストアに接続します。
[ラバー シート]コマンドを使用して、ターゲット マップの既知の場所に図面オブジェクトを合わせます。
図面オブジェクトを地理参照するには
この例では、チュートリアル サンプル ファイル PARCELS.SDF に接続します。このファイルは、座標系 CA-I を使用しています。
この例では、サンプル チュートリアル図面 subdivision_block.dwg を開きます。この図面には座標系がありません。
subdivision_block.dwg 内のオブジェクトは、ブロックとして定義されています。
副区画ブロックを空のスペースに貼り付けます。副区画を位置合わせする区画を探します。この図では、その区画を赤で表示しています(サンプル ファイルでは赤くなっていません)。
たとえば、図面が新しい区画を表している場合、それらの区画を含む開発区域を探します。少なくとも2つの共通する点を見つけてください。
作成した区画図面では、目的の区画は空の領域の左にあります。上の図では、その区画は赤くなっています。
点および点のスプレッドを選択する順序は、結果に影響を与えます。カーブした複雑な図形の場合は、頂点を指定すればするほど正確に位置合わせができます。
共有ドライブに格納された図面に対して、ドライブの別名を作成しました。[ラバー シート]コマンドを使用して図面オブジェクトを既知の位置に合わせ、図面オブジェクトを地理参照しました。
このチュートリアルを続けるには、「レッスン2:図面をクリーンアップする」へ進みます。