cacheFile

(このノードはジオメトリ キャッシュ/nCloth キャッシュ フォーマットを参照します。ヘア、流体、およびジグル キャッシュの詳細については、流体キャッシュ ファイルを作成する、「ジグル アニメーションにディスク キャッシュを使用する」を参照してください。)

このノードは、単一ジオメトリ キャッシュ(geometry cache)のすべての設定を格納します。このノードのアトリビュートを変更しても、ディスク上の関連キャッシュ ファイルへの影響はありません。

ディペンデンシー グラフとアトリビュート エディタ(Attribute Editor)では、ジオメトリ キャッシュは objectShapeNodeName#Cache# ノードとして表されます。たとえば、BallShape1Cache1、BallShape1Cache2、および BallShape1Cache3 は、Ball という名前のオブジェクトのキャッシュ設定を含む 3 つのジオメトリ キャッシュ ノードの名前です。Trax エディタ(Trax Editor)では、ジオメトリ キャッシュはキャッシュ クリップとして表されます。ジオメトリ キャッシュ ノードの設定を変更すると、対応するジオメトリ キャッシュ クリップの設定も変更されます。

キャッシュ ファイル(Cache File)

ベース ディレクトリ(Base Directory)

現在選択されているジオメトリ キャッシュ ノードのオリジナルのキャッシュ ファイルが含まれるディスク上のディレクトリを指定します。既定のベース ディレクトリは ¥maya¥projects¥default¥data です。

キャッシュ名(Cache Name)

ディスク上にある現在選択されているジオメトリ キャッシュ ノードのオリジナルのキャッシュ ファイルの名前を指定します。

有効化(Enable)

オンにすると、現在選択されているジオメトリ キャッシュ ノードの変形が再生時にオブジェクトによって使用されます。オフにすると、現在選択されているジオメトリ キャッシュ ノードの変形は再生時にオブジェクトによって使用されません。

ジオメトリ キャッシュを有効化/無効化する」、「ジオメトリ キャッシュ クリップを有効化/無効化する」、「有効/無効なクリップ」を参照してください。

開始フレーム(Start Frame)

現在選択されているジオメトリ キャッシュ ノードの再生の開始時間を指定します。このアトリビュートを変更して、ジオメトリ キャッシュ ノードの再生が開始される時間を修正できます。

スケール(Scale)

現在選択されているジオメトリ キャッシュ ノードのタイム レンジを拡大または圧縮します。スケールを拡大すると、ジオメトリ キャッシュ ノードの変形はよりゆっくり再生されます。スケールを縮小すると、その逆の効果が生じます。「ジオメトリ キャッシュ クリップをスケールする」を参照してください。

保持(Hold)

現在のジオメトリ キャッシュ ノードで最後のフレームを保持するときのフレーム数を指定します。「ジオメトリ キャッシュ クリップを保持する」を参照してください。

前にサイクル/後にサイクル(Pre Cycle/Post Cycle)

現在選択されているジオメトリ キャッシュ ノードの前(前にサイクル(Pre Cycle))と後(後にサイクル(Post Cycle))に来るサイクルの数を指定します。

サイクルを使用すると、ジオメトリ キャッシュに含まれている変形を繰り返すことができます。「ジオメトリ キャッシュ クリップをサイクルさせる」と「サイクル(Cycle)」を参照してください。

ソースの開始点(Source Start) / ソースの終点(Source End)

現在選択されているジオメトリ キャッシュ ノードに含まれるディスク上のオリジナルのキャッシュのフレーム範囲の開始フレーム番号と終了フレーム番号を指定します。現在選択されているジオメトリ キャッシュ ノードがトリムされている場合、ソースの開始点(Source Start)ソースの終点(Source End)の値はオリジナルの開始点(Original Start)またはオリジナルの終点(Original End)の値と一致しません。

これらの値を編集すると、現在選択されているジオメトリ キャッシュ ノードの一部だけを使用できます。「ジオメトリ キャッシュ クリップをトリムする」を参照してください。

オリジナルの開始点(Original Start) / オリジナルの終点(Original End)

ディスク上の現在選択されているジオメトリ キャッシュ ノードのオリジナルのキャッシュ ファイルの開始フレーム番号と終了フレーム番号を指定します。これらの値は読み取り専用です。

反転(Reverse)

これをオンにすると、現在選択されているノードの nCache は、キャッシュの最後のフレームから逆再生されます。既定では、反転(Reverse)はオフに設定されています。

折り返し(Oscillate)

これをオンにすると、現在選択されているノードの nCache は 1 サイクルおきに再生と逆再生を繰り返して、連続した再生ループを作成します。既定では、折り返し(Oscillate)はオフに設定されています。

マルチスレッド(Multi Thread)

これをオンにすると、cacheFile ノードが再生時にマルチスレッドで動作するようにセットアップされます。マルチ スレッド(Multi Thread)は既定でオフになっています。

待ち行列のサイズ(フレーム)(Queue Size (frames))

マルチスレッド化は有効になっているがキャッシュ全体をプリロードするようにセットアップされていない場合に、プリロードしてメモリに維持する cacheFile ノードのキャッシュのフレーム数を示します。待ち行列のサイズ(フレーム) (Queue Size (frames))の既定の設定は 20 です。

ロード進捗の表示(Display Load Progress)

これをオンにすると、満杯になったマルチスレッド キャッシュ メモリ待ち行列のパーセンテージが表示されます。ロード進捗の表示(Display Load Progress)は既定でオンになっています。

キャッシュの説明(Cache Description)

現在選択されている cacheFile ノードの XML ディスクリプション ファイルに含まれる、抽出情報を表示します。キャッシュの説明(Cache Description)に含まれている値の詳細については、「ジオメトリ キャッシュの XML ディスクリプション ファイル」を参照してください。