Stiffness プロパティ

特定のボディパーツについて、変換時の抵抗範囲を決定できます。

既定では、硬さの設定は人間の動きを複製するように設定されています。ヒップのように一般的にゆっくりと動き出す一部のボディパーツは、早い動きに移行するために、時間をかけたり、大げさな動きをします。

硬さの程度をコントロールするには、設定でスライダをドラッグするか、数値フィールドに値を入力します。硬さを操作するときには、次を目安にすると良いでしょう。

100%の場合、ボディパーツの動きは硬く、変換に抵抗します。
50%の場合、ボディパーツは完全に硬い状態と完全に流動的な状態の動作の中間にあります。変換はゆっくり始まり、徐々に変換速度を増します。
0%の場合、ボディパーツの動きは滑らかで、動きに遅れのない一定した動作です。
注: 入力ソースがコントロールリグで、Full Body または Body Part Keying モードを選択している場合、Stiffness の値はキャラクタ操作の間無視されます。Stiffness 設定は、アニメーションを再生しているときだけ有効です。キャラクタを操作中に固さを確認するには、Character Controls ウィンドウで Stiffness Override をオフにします。

ボディパーツには、上記とは異なる特別な硬さ設定または機能を持つものもあります。特別な設定と例外については、このセクションの残りの部分で説明します。

Neck Stiffness

キャラクタの首の硬さを調整できます。

キャラクタの左右の肩の硬さを調整できます。

Left／Right Arm Stiffness 設定には、肘を曲げたときの硬さと制限値を調整するための追加の設定があります。Left／Right Arm Stiffness の値は、これらの特別な硬さの制限を活用するために、ゼロ以外の値を設定する必要があります。

設定	説明
Left／Right Elbow Max Extension	この設定を使用すると、完全に伸ばしたときに肘とリムがスナップされないように左右の腕がダンピングされます。この値が大きいほど、徐々にリムが伸びます。既定値 50 はほとんどのリムのスナップを防ぎます。
Left／Right Elbow Compression Factor	この設定を使用して、伸ばした腕を曲げるときの硬さを変更します。100%(フル)では、伸ばした腕は曲がらずに、キャラクタの胸を押してキャラクタを動かします。

キャラクタの胸の硬さを調整できます。

Spine Stiffness は、脊椎が複雑なキャラクタの場合に効果的です。このオプションは、キャラクタの湾曲が湾曲時により硬く見えるようにキャラクタの脊椎の回転を硬化させます。

100%は、脊椎にまったく柔軟性がない状態です。すべての脊椎オブジェクトがて湾曲は補正されません。0%の場合、オプションを無効にしたときと同じエフェクトになり、脊椎は自由に湾曲します。

ヒップの抵抗の割合を設定できます。Hips Stiffness 設定を展開して、Enforce Gravity 設定を表示することもできます。

設定	説明
Enforce Gravity	キャラクタのヒップを足の間から動かないようにします。既定では、Enforce Gravity は 60%に設定されています。Hips Stiffness は、Enforce Gravity 設定を活用するためにはゼロ以外に設定する必要があります。

Left／Right Leg Stiffness 設定には、膝を曲げたときの硬さと制限値を調整するための追加の設定があります。Left／Right Leg Stiffness の値は、これらの特別な硬さの制限を活用するために、ゼロ以外の値を設定する必要があります。

設定	説明
Left／Right Knee Max Extension	この設定を使用すると、脚を完全に伸ばしたときに膝とリムがスナップしないように脚をダンピングします。この値が大きいほど、徐々にリムが伸びます。既定値 50 はほとんどのリムのスナップを防ぎます。
Left／Right Knee Compression Factor	この設定を使用して、伸ばした脚を曲げるときの硬さを変更します。100%(フル)では、伸ばした足は曲がらずに、キャラクタのヒップを押してキャラクタを動かします。