マテリアル領域

Autodesk Maya® や Autodesk 3ds Max® のような 3D モデリング ソフトウェアからモデルを読み込みすると、1 つのモデルに複数のマテリアルが適用されている場合があります。MotionBuilder では、これらのマテリアルは Scene Browser にリストされ、モデルにアタッチされます。

3D モデリング ソフト側では、各マテリアルはモデル全体ではなく、それぞれに異なるポリゴン領域に割り当てられています。この領域は 3D モデリング ソフト側で設定するもので、MotionBuilder では変更できません。

注: Autodesk 3ds Max では、このポリゴン領域をマテリアル ID と呼び、マテリアル ID を使用するマテリアルをマルチ/サブオブジェクト マテリアルと呼びます。

MotionBuilder ではモデルと一緒にすべてのマテリアルが読み込まれ、モデル上に各マテリアルに対応するポリゴン領域が設定されているものとみなします。モデルの領域の数は、モデルにアタッチされているマテリアルの数と必ずしも一致するとは限りません。たとえば、2つの領域をもつサッカー ボールのモデルを読み込みしたとします。一方の領域は黒いマテリアル、もう一方の領域には白いマテリアルが割り当てられています。ただし、モデルにはそれ以外のマテリアルがアタッチされている可能性もあります。このように、ポリゴン領域よりマテリアルの数の方が多い場合は、Scene Browser に先にリストされたマテリアルが使用され、残りのマテリアルは無視されます。

なお、モデルの各領域に適用されているマテリアルは修正、置き換え、削除できます。詳細は、「領域にマテリアルを適用する」を参照してください。