Mirror Plane オプション

Mirror Plane オプションを使用して、グローバル軸上のキャラクタの位置に対するポーズのミラーを実行できます。ボディ全体のポーズまたは選択したボディパーツのポーズをミラーできます。

Mirror オプションが有効で、回転(R)オプションが無効の場合にのみ、Mirror Plane オプションは使用できます。これは、Rotation オプションが、ポーズのキャラクタへのペースト時に、キャラクタの向きを保持するよう設計されているのに対し、Mirror Plane オプションでは、ペースト時のキャラクタの向きの変更が可能であるためです。

Mirror Plane オプション A. Rotation は無効 B. Mirror はアクティブ C. Mirror モード メニュー D. Mirror Plane の visibility (可視性)オプション E. Pan 値と Tilt 値

注: Story アニメーション クリップを使用して、3 つのすべての軸に対してアニメーションをミラーリングすることもできます。 「Story クリップのアニメーションをミラーリングする」を参照してください。

現在のキャラクタのボディ全体についてポーズをミラーするには、Character Controls ウィンドウの Keying Mode で Full Body を選択し、Pose Controls の Mirror Plane オプションで Mirror オプションをオンにします。両方がオンの時に、ボディ全体のポーズをミラーして選択したキャラクタにペーストします。

たとえば、以下の図は、各種ミラー平面モードがアクティブのときに、ボディ全体のポーズをキャラクタにペーストしたエフェクトです。以下の図の A のポーズがオリジナルのポーズです。キャラクタの右側は左側にミラーされ、各ミラー平面モードを使用すると、キャラクタの向きが変化します。

Mirror Plane Mode メニュー

Match オプションの Mirror オプションをオンにして、Rotation (R)オプションを無効にすると、Mirror Plane Mode メニューを使用してポーズを鏡像化するプレーンを選択できます。

Mirror Plane Mode メニュー オプション A. オリジナルのポーズ B. Auto Mirror モード C. Z 軸-Y 軸平面 D. X 軸-Y 軸平面 E. X 軸-Z 軸平面 F. Pan 値と Tilt 値が 50 であるカスタム平面

次の表は、Mirror Plane Mode メニューのオプションについて説明したものです。

オプション 動作
Auto 適合するために選択したオブジェクトと有効な Match オプションに基づいてミラー平面を計算します。
Z-Y ミラー平面は、グローバル Z 軸-Y 軸平面によって定義されます。
X-Y ミラー平面は、グローバル X 軸-Y 軸平面によって定義されます。
X-Z ミラー平面は、グローバル X 軸-Z 軸平面によって定義されます。
Custom Pan 値と Tilt 値を使用してカスタムのミラー平面を定義できます。

Pan

Mirror Plane Mode メニューで Custom を選択すると、Pan 値を設定し、グローバル Y 軸を軸にしてミラー平面を回転させることができます。

Tilt

Mirror Plane Mode メニューで Custom を選択すると、Tilt 値を設定し、グローバル X 軸を軸にしてミラー平面を回転させることができます。

注: Pan フィールドと Tilt フィールドは、Mirror Plane Mode ニューで Custom オプションを選択した場合にのみ使用できます。

Mirror Visibility

Mirror オプションがアクティブのとき、Mirror Visibility オプションを有効/無効にして、Mirror Plane Mode メニューで選択した 3D ミラー平面の表示/非表示を切り替えることができます。Rotation がアクティブな場合、Mirror Visibility オプションはポーズをマッチさせるよう選択したオブジェクト上に表示される赤いインジケータの表示/非表示を切り替えます。

Mirror Visibility A. Z 軸-Y 軸平面上にポーズのミラー平面が表示される、B. ポーズをマッチさせる右手首エフェクタ上に、赤いインジケータが表示される